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村上茉愛は輝くか、内村航平負傷の影響は… 世界体操の見所とニッポンの現在地

25日に開幕した世界体操は、いよいよ29日から団体、個人総合、種目別の決勝がスタート。日本は優勝候補の一角である男子、そして、オリンピック出場を早々に決めたい女子と、男女とも一戦も見逃せない試合が続く。「THE ANSWER」では元体操日本代表の岡部紗季子さんに女子体操各競技の見所と日本代表チームについて聞いた。

体操ニッポンで期待がかかる村上茉愛(上)と内村航平【写真:Getty Images】
体操ニッポンで期待がかかる村上茉愛(上)と内村航平【写真:Getty Images】

元日本代表・岡部紗季子さんに聞く「女子各競技の見所」と「日本代表チーム」

 25日に開幕した世界体操は、いよいよ29日から団体、個人総合、種目別の決勝がスタート。日本は優勝候補の一角である男子、そして、オリンピック出場を早々に決めたい女子と、男女とも一戦も見逃せない試合が続く。「THE ANSWER」では元体操日本代表の岡部紗季子さんに女子体操各競技の見所と日本代表チームについて聞いた。

 五輪イヤーを除き、毎年開催されている世界体操。今年は2020年東京五輪の団体予選も兼ねており、今大会の上位3か国は早々に出場権を獲得する。

「今大会はレベルの高い試合が期待できる」と岡部さんは話す。「オリンピックの翌年の世界体操は、引退や休養などで目玉選手が欠場することが多い。例えば、2016年リオ大会の女子個人総合金メダリスト、シモーネ・バイルズ選手(米国)も昨年の世界体操を欠場した一人。オリンピック団体出場権がかかった今大会は、各国ともトップの選手たちが顔を揃えるので見応えがあります」

 女子の大会3強は、米国、ロシア、中国。特に米国はバイルズのほか、昨年の世界体操で個人総合優勝したモーガン・ハード、同大会で優勝候補といわれていたレーガン・スミスと“3人の優勝候補”が名を連ね、頭一つ抜けている。

「跳馬を例に挙げると、村上(茉愛/日体大)選手は2回ひねりを行っていますが、中国や日本の選手は1回ひねりがスタンダード。一方、アメリカの3選手は2回、2回半ひねりの技を持ち、しかも危なげなく決めてきます。バイルズ選手はパワー、スピード、技、すべてにおいて世界一といえる力の持ち主。モーガン選手は非常に動きのキレがあり、レーガン選手は表現力に長けています。そして、3選手とも全ての種目においてレベルが高い」

 日本は3強に続くポジションで、今大会での出場権獲得を虎視眈々と狙う。チームの軸となるのは、昨年、同大会の床で金メダルを獲得した村上茉愛だ。

「村上選手は国内の大会では失敗する場面をほぼ見たことがないほど、安定しています。また、失敗してもすぐに切り替えられるメンタルの強さもある。同じく、世界的大会での経験が豊富な寺本明日香選手(ミキハウス/レジックスポーツ)とともに、若手選手たちを引っ張ってほしい」

 日本がトップ3に食い込むためには「とにかく着地を失敗しないこと」が条件だという。

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岡部 紗季子

 1988年5月16日、東京都生まれ。朝日生命体操クラブ出身。4歳で体操を始める。02年、ナショナルチームメンバー初選抜。明大では2大会連続ユニバーシアード代表に選出。得意種目はゆか。

 引退後は明大コーチを経て、体操教室で指導を行う。TBS系「KUNOICHI」でも活躍。自身のインスタグラムでは街や海など様々な場所で逆立ちやバック転などアクロバティックな技を披露し、人気を博している。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌、フリーランスを経て編集ユニット、Lush!を設立。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌、WEBなどで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『肩こりには脇もみが効く』(藤本靖著、マガシンハウス)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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