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ラグビー日本代表「46→33人」サバイバル W杯8強超えへ、51日間の強化合宿のポイントは?

ラインアウトの精度&バリエーションアップも注目ポイント

 もちろん、ラインアウト以外のフィールドプレーでも高さが重要だという考え方があるのだろう。しかし、やはりセットプレーでのボール獲得率をW杯ではさらに高め、ジャパンの強みでもあるスピードのあるBK展開や、トライを獲る武器になってきたラインアウトモールの起点を安定させることを戦略として重視していることが窺われる。

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 ブレークダウン、タックルで高いワークレートを見せるラブスカフニが怪我からの調整で代表候補に回されている現時点では、姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)のオープンサイド起用の可能性が高い。チームで昨季7番を背負う機会も多かった姫野自身も、「おそらく7番での起用が多くなると思う。ラピース(ラブスカフニ)の怪我もあり、自分がカバーできるかということもジェイミーと話をしている。そこも視野に入れながらやっていきたい」と意欲的だ。

 6月12日から始まるW杯へ向けた合宿は、宮崎での2次も含めて51日間をかけて選手を鍛え上げる。まずは浦安でのリーグラグビー仕込みのタックルの精度アップから、ラインアウトの精度&バリエーションアップと注目ポイントが浮かび上がる。“世界8強超え”に挑む桜の戦士たちは、熟成の時を迎えようとしている。

(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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