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ラグビーW杯まで11か月、日本代表の現状は? “1.5軍”豪州戦で見えた列強打破の条件

日本代表はオーストラリアA代表との3連戦を終えた。いよいよ10月29日のニュージーランド代表戦(国立競技場)から、11月12日のイングランド代表戦(ロンドン)、同20日のフランス代表戦(トゥールーズ)と強豪とのテストマッチ3連戦が始まるが、日本は今回、代表予備軍という位置づけのオーストラリア“A代表”に2連敗を喫して、14日の最終戦でようやく52-48と初勝利を挙げた。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)の下、来年9月に開幕するワールドカップ(W杯)フランス大会でのベスト8突破へ挑む日本にとって、重要な試金石となる秋の6試合。前半戦を折り返した桜の戦士たちは今、11か月後の祭典へ向けて、どんな立ち位置にあるのか。オーストラリアA代表との3試合の戦いぶりから、ジェイミージャパンが目指すラグビーと強化の現状を検証する。(取材・文=吉田 宏)

日本は「ジャパンXV」としてオーストラリアA代表との3連戦に臨んだ【写真:SportsPressJP/アフロ】
日本は「ジャパンXV」としてオーストラリアA代表との3連戦に臨んだ【写真:SportsPressJP/アフロ】

「ジャパンXV」として臨んだオーストラリアA代表との3連戦を総括

 日本代表はオーストラリアA代表との3連戦を終えた。いよいよ10月29日のニュージーランド代表戦(国立競技場)から、11月12日のイングランド代表戦(ロンドン)、同20日のフランス代表戦(トゥールーズ)と強豪とのテストマッチ3連戦が始まるが、日本は今回、代表予備軍という位置づけのオーストラリア“A代表”に2連敗を喫して、14日の最終戦でようやく52-48と初勝利を挙げた。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)の下、来年9月に開幕するワールドカップ(W杯)フランス大会でのベスト8突破へ挑む日本にとって、重要な試金石となる秋の6試合。前半戦を折り返した桜の戦士たちは今、11か月後の祭典へ向けて、どんな立ち位置にあるのか。オーストラリアA代表との3試合の戦いぶりから、ジェイミージャパンが目指すラグビーと強化の現状を検証する。(取材・文=吉田 宏)

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 世界屈指の3か国に挑むステップとなる3連戦が終わった。1勝2敗の結果は手放しでは喜べないものだったが、ジェイミージャパンが置かれた位置が見えてきた。ジョセフHCが、14日の試合後の会見でオーストラリアA代表との3試合を総括した。

「最終戦は、すごくいいラグビーができたと思います。選手の頑張りを誇りに思います。2週間は、なかなか勝てずにタフな時間を過ごしてきた。しかしチームは毎週学んだことを修正しようと、ゲームを重ねてきました。選手全員が見せたアタックしていこうというエナジーもすごく良かったし、もちろん改善すべきことはあると思うが、これから2週間後のオールブラックス戦へ向けて、きょうの試合はパス(合格)だったと思います」

 負けず嫌いの指揮官だが、課題を認めながらも、その表情は穏やかなものだった。3連戦を行ったオーストラリアAは、過去にW杯を2度制覇している同国代表の予備軍と位置付けられる準代表チーム。メンバーも代表入りに挑む若手や、怪我からの復帰を目指す調整組、将来の代表入りを期待される原石など、様々な立ち位置の選手が混在する編成だった。

 実際に日本での活動後の16日に発表された正代表のヨーロッパ遠征メンバーには、代表経験者のFB(フルバック)トム・バンクス、FL(フランカー)ネド・ハニガン、日本戦でも変幻自在のステップを見せたWTB(ウイング)マーク・ナワンガニタワシ、運動量と激しいコンタクトが光ったHO(フッカー)ラクラン・ロネガンらがピックアップされたが、第3戦の先発15人は正代表経験者6人、総キャップ数は71(1人平均4.7キャップ)という編成。この数字が、代表“1軍半”というオーストラリアAの実力を適切に示していた。

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19年と6大会連続で取材。

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