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「ゴツくなった?」と廣瀬俊朗が注目 ラグビー新旧主将対談、リーチマイケルの新境地

好調のBL東京、新しい力が台頭し1つのチームへ融合

 子供のように試合前夜から胸を弾ませるというリーチだが、このようなマインドに至るまでには、上位争いから遠ざかる苦難の時代から戦力を充実させ、チーム力を高めてきたトッド・ブラックアダーHCを中心としたコーチ、スタッフの尽力があったと考えている。

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リーチ 「FWも強くなってきたし、いろいろ良くなってきている」

廣瀬 「チーム全体がね。勝ってきたから、良くなってきた。でも、それだけじゃないよね」

リーチ 「3年ぐらいかかりましたね。トッドが来て、少しずつ力をつけてきた。上がったり下がったりを繰り返して、いろいろ学んだりしてね。後は、キーとなる選手が入ってきて、それがパンチ効いています。はまってきましたね。ワーナー(・ディアンズ/LO)もインパクトあるし、ジェイコブ(・ピアス/同)も。そしてセタ・タマニバル(センター=CTB)が、日本のラグビーに合ってきた」

廣瀬 「セタは、最近合いすぎじゃない? 凄くない?」

リーチ 「味方で良かった。あんなデカくて強いヤツいないです。FWも小鍜冶(悠太/プロップ=PR)とかね。ボールキャリーも強くなってきた。(フッカー=HOの原田)衛も入ってきた」

 リーチが名前を挙げたディアンズ、小鍜冶、原田らは、昨年、今年に加入した選手ばかり。新しい力の躍動もチームの好調さを後押している。新旧メンバーが1つのチームへと成長する先に見えてきたのが、2015年度トップリーグ以来の4強入りだ。

廣瀬 「もうちょっとでプレーオフに行けるかもしれない」

リーチ 「1試合1試合ですね。でも、チームは本当に波がなくなってきている。相手をちゃんとリスペクトしながら試合に臨んでいる。前半で何試合か苦しい試合があって、そこでチームは学んで同じ失敗をしないようになっている」

廣瀬 「例えばトヨタ戦(1月29日第4節/23-33で逆転負け)とか、以前は最後1本(トライを)獲れるか獲れないかで、獲りきれなかった。そこで獲れる力がついてきた」

リーチ 「そうですね。トライが獲れるようになってきましたね。S&C(ストレングス・アンド・コンディショニング)のコーチもすごく良くて、(最後まで)ちゃんと走れるようになった。選手全員が1週間通して同じランニングボリュームを走っているし、怪我人もすごく少ない。いつも試合に出られる選手が多くて、リハビリ選手が少ない」

廣瀬 「嬉しいことだね」

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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