「私はアスリート失格だった」 それでも、バレーボール・迫田さおりが輝けた理由
それでも、迫田の言動力となったもの…引退後に模索する第二の人生
では、迫田が長年、Vリーグでプレーを続けてきた原動力は何だったのか?
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「やっぱり、いいプレーをするとみんなが喜んでくれることです。私が決めた瞬間、チームメイトやお客さんが、ガッツポーズをしたり立ち上がったりして、会場全体がものすごい盛り上がる。そのことがめちゃめちゃ嬉しかったです。そして、家族の存在。私がバレーボールを続けていたことで、両親が喜んだり家族や親族がつながったりすることが嬉しかった」
引退からわずか半年。現役中は先のことを何も考えていなかったという彼女は今、第二の人生を模索している。
「今、興味があることには何でもチャレンジしています。そのなかで、やりたいことを見つけていきたいですね」
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【連載最終回】「私はアスリート失格だった」― それでも、元日本代表・迫田さおりが輝けた理由
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)