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「不破(聖衣来)さんを超えたい」大学女子駅伝に現れた黄金ルーキー 漂う大物感、打ち明けた野望「4年間のうちに」――名城大・木村真桜

第44回全日本大学女子駅伝で優勝した名城大【写真:山下大貴】
第44回全日本大学女子駅伝で優勝した名城大【写真:山下大貴】

監督に打ち明けていた「不破(聖衣来)さんと勝負したい」

「すごく感性が強い、走りの感覚を自分の中で凄く持っている子。集団より単独走で走る時の方が良い走りができる。本人の中で5区に対する思いやライバル校の選手たちに対しての思い、いろいろあったと思うが、とにかく自分が思うように走ってくれればいいかなと」

 まして1年生で今回が大学駅伝デビュー。米田監督も「彼女がどれくらい走るのかなと私も思いながら見ていました」と期待を込めて見守ったが、想像以上の走りだった。「今日、彼女がサラさんに勝てたというのはすごくいい結果を出してくれた」と目を細めた。

 米田監督には「不破(聖衣来)さん(5区区間記録保持者)と勝負したいんです」と言っている。今回は不破が1年時に出した区間記録28分00秒には届かなかった。

 木村は「不破さんが区間記録を出した時の走りを見て、凄いなあ……と思ったけど、大学に入って自分のタイムを伸びて、もっと上を目指したいと思った時に、やるなら『不破さんを超えたい』と。全日本や富士山の区間記録、不破さんの学生記録もこの4年間で破りたい」と野望を明かす。

 ただ、指揮官は将来を見据え、成長プランを描いている。

「4年生の時に一番強くなってほしいと話をしている。今年じゃなくてもいいよ、と。4年生の時に勝てるような選手になってほしいし、他の子たちもそうですが、学年を追うごとに強さを増していく集団になってほしい。そういう意味で今日は私としては木村の走りは100点満点だった」

 木村にとっては、先頭でもらったタスキの重みを感じながら9.2キロ。「初めて中継車を前で走らせてもらったり、レースでは楽しんで伸び伸び走れたのかなと思います」と初々しさものぞかせた。しかし、「個人としては満足のいく走りはできなかった」と満足感はない。

「(12月の)富士山(女子駅伝)ではさらにレベルを上げて、もっといい走りができるように戻りたいと思います」

「走るのが好き」といい、周りがセーブしないと走り続けてしまうほどの練習の虫。大物感の漂うルーキーは年末の大一番での2冠奪取を見据えた。

(THE ANSWER編集部)

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