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部活内で“ハイレベルな競争”を実現 異色の高校が創設した「淡路プレミアリーグ」とは

公式戦に向けて「代表チーム」を編成する構想

 淡路島を“ミニ国家”と想定し、リーグ戦で活躍し選抜された選手たちが代表として対外の公式戦に出ていく。現段階の構想では、チームごとに監督が就き、ジェリー・ペイトン監督とゼムノビッチ・ズドラブコU-16監督は全試合を見て、相生学院代表チームを指揮していく。

「これなら誰もが活躍すればトップ(代表)チームに入れて公平性も高い。あとはどれだけ真剣勝負の空気を醸し出せるか、です」

 上船総監督は新設の淡路プレミアリーグを公式戦並みの真剣勝負の場とするために、さらに様々な工夫を凝らした。

(第3回へ続く)

【第1回】少数精鋭でも“出番の少ない選手”は生まれる 異色の高校が大所帯の部活を目指す理由

(加部 究 / Kiwamu Kabe)

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加部 究

1958年生まれ。大学卒業後、スポーツ新聞社に勤めるが86年メキシコW杯を観戦するために3年で退社。その後フリーランスのスポーツライターに転身し、W杯は7回現地取材した。育成年代にも造詣が深く、多くの指導者と親交が深い。指導者、選手ら約150人にロングインタビューを実施。長男は元Jリーガーの加部未蘭。最近、選手主体のボトムアップ方式で部活に取り組む堀越高校サッカー部のノンフィクション『毎日の部活が高校生活一番の宝物』(竹書房)を上梓。『日本サッカー戦記~青銅の時代から新世紀へ』『サッカー通訳戦記』『それでも「美談」になる高校サッカーの非常識』(いずれもカンゼン)、『大和魂のモダンサッカー』『サッカー移民』(ともに双葉社)、『祝祭』(小学館文庫)など著書多数。

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