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バスケの各ポジションの役割は? それぞれの名前や番号を解説

バスケットボールのポジションは5つあり、それぞれポイントガード(PG)、シューティングガード(SG)、スモールフォワード(SF)、パワーフォワード(PF)、センター(C)に分かれています。それぞれの役割や名前、番号について解説します。

バスケットボールのポジション

 バスケットボールのポジションは、ポイントガード(PG)、シューティングガード(SG)、スモールフォワード(SF)、パワーフォワード(PF)、センター(C)の5つです。それぞれに役割があり、番号で表されることもあります。

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 2015年にプロリーグ「Bリーグ」が開幕するなど、日本でも人気のバスケットボール。世界でも有数の人気を誇る米プロバスケットボール(NBA)では八村塁ら日本人選手も活躍しています。東京五輪では女子日本代表が銀メダルを獲得するなど一躍脚光を浴びたものの、まだじっくりと試合を見たことのないファンも多いかもしれません。ここでは、バスケって1チーム何人でプレーするんだっけ……といった初心者向けの基礎知識を解説します。

    目次

  1. バスケットボールのポジションは5つ
  2. バスケットボールの各ポジションを表わす番号
  3. ポイントガード(PG)の役割
  4. シューティングガード(SG)の役割
  5. スモールフォワード(SF)の役割
  6. パワーフォワード(PF)の役割
  7. センター(C)の役割


バスケットボールのポジションは5つ



 バスケットボールのポジションは5つあり、それぞれ以下のように分かれています。

  • ポイントガード(PG)
  • シューティングガード(SG)
  • スモールフォワード(SF)
  • パワーフォワード(PF)
  • センター(C)

 様々なグループ分けがあるものの、よく使用されるもののひとつには、ガード2人をバックコート陣、フォワード2人とセンターをフロントコート陣としたものがあります。

 スモールラインナップ(高身長の選手をあえて起用せず、機動力や俊敏性のある選手を揃えたラインナップ)やビッグラインナップ(高身長の選手をより多く起用し、高さを生かすラインアップ)など、状況によってタイプの似た選手を出場させる場合はあるものの、基本的にはバランス良く5つの各ポジションに選手を配置します。



バスケットボールの各ポジションを表わす番号



 各選手がつける背番号とは別に、ポジションを表わす番号があります。番号の振り分けは単純で、ポイントガードからセンターへ1から順番に振り分けられます。

  • 1番ポイントガード
  • 2番シューティングガード
  • 3番スモールフォワード
  • 4番パワーフォワード
  • 5番センター

 例えばバスケットの試合で「この選手は3番でも4番でもプレーできる」と表現された選手は、スモールフォワードとパワーフォワードでプレーできる能力を持っているということです。

 ウィザーズの元ヘッドコーチのスコット・ブルックス氏は、八村塁について「1番から5番まで守れる」と話していましたが、これはポイントガードからセンターまで、体格の異なる全てのポジションを相手に守備ができると高く評価されたということです。

 次の項目から、各ポジションの役割について解説していきます。



ポイントガード(PG)の役割とは


クリス・ポール【写真:ロイター】


 ポイントガード(Point Guard)は主にバックコートからのボール運びや、攻守でフォーメーションの指示を出し、パスの配給役などを担うことが多いポジションです。

 チームの司令塔として攻守に試合を読む力、チームを牽引するリーダーシップが求められると言えます。英語を略したPGと表記されることもあり、リードガードと呼ばれることもあります。

 ポイントガードの代表的な選手には、1980年代にレイカーズで一世を風靡したマジック・ジョンソン、90年代にジャズの黄金時代を築いたジョン・ストックトン、2000年代序盤にネッツを2年連続NBAファイナルに導いたジェイソン・キッド、“ポイントゴッド”のニックネームを持つクリス・ポールらがいます。漫画『スラムダンク』では宮城リョータ、牧紳一らがポイントガードを務めています。

 ポイントガードに関してこちらの記事で詳しく紹介しています。




シューティングガード(SG)の役割とは


ジェームズ・ハーデン【写真:ロイター】


 シューティングガード(Shooting Guard)とは、3ポイントシュートなどのアウトサイドからのシュートや、ドライブから得点を奪う役割を担うことの多いポジションです。ポイントガードのボール運びやパス配給などを助ける役割も担います。

 チームの得点源になることが多いため、得点能力に優れていることが求められるポジションでもあります。英語を略したSGと表記されることもあり、セカンドガードと呼ばれることもあります。

 シューティングガードの代表的な選手には、1990年代にブルズで2度のスリーピートを達成した“バスケの神様”マイケル・ジョーダンや、2000年代にレイカーズを5度の優勝に導いたコービー・ブライアント、NBA歴代最高の3ポイントシューターの1人にも数えられ、セルティックスなどで活躍したレイ・アレン、“ビアード(髭)”の愛称で知られるジェームズ・ハーデンらがいます。『スラムダンク』では三井寿、神宗一郎らがシューティングガードを務めています。

 シューティングガードに関してこちらの記事で詳しく紹介しています。




スモールフォワード(SF)の役割とは


ケビン・デュラント【写真:ロイター】


 スモールフォワード(Small Forward)とは、ペイント内などのインサイド、3ポイントラインの外側などのアウトサイドの両方で得点を奪う役割を担う選手です。

 攻守にオールラウンドな役割を任されることが多く、パワーフォワードや、シューティングガードも兼任できる選手が多いことも特徴の一つと言えます。英語を略したSFと表記されることもあり、シューティングフォワードと呼ばれることもあります。

 スモールフォワードの代表的な選手には、1970年代に“ドクターJ(Dr.J)”の愛称で一世を風靡し、76ersなどで活躍したジュリアス・アービング、80年代にセルティックスで活躍したラリー・バード、ジョーダンとともにブルズの黄金期を築いたスコッティー・ピッペン、ウォリアーズで2年連続優勝を達成したケビン・デュラントらがいます。『スラムダンク』では流川楓、仙道彰らがスモールフォワードを務めています。

 スモールフォワードに関してこちらの記事で詳しく紹介しています。




パワーフォワード(PF)の役割とは


八村塁【写真:ロイター】


 パワーフォワード(Power Forward)とは、ミドルレンジやゴール下での得点を主な役割とする選手です。相手と競り合いながらリバウンドを確実に奪うことも求められます。

 フィジカルの強さを生かしたプレーでゴール下でのプレーを優位に進めることが重要なため、スモールフォワードよりも体格のいい選手が務めることが多いと言えます。現代ではアウトサイドからの得点力も求められるポジションです。英語を略したPFと表記されることもあります。

 パワーフォワードの代表的な選手には、ジャズなどで活躍したカール・マローン、サンズなどで活躍したチャールズ・バークレー、ブルズなどで活躍したデニス・ロッドマンがおり、1990年代にしのぎを削りました。日本人として初めてドラフト1巡目指名を受けた八村も主にこのポジションでプレーしています。『スラムダンク』では桜木花道、福田吉兆らがパワーフォワードを務めています。

 パワーフォワードに関してこちらの記事で詳しく紹介しています。




センター(C)の役割とは


ニコラ・ヨキッチ【写真:ロイター】


 センター(Center)とは、主にゴール下などのインサイドで得点を奪う役割を担う選手です。守備では「リムプロテクター」として自陣ゴールを守る役割も担います。

 高身長の選手が務めることが多く、ポストプレーも重要な役割のひとつです。英語を略したCと表記されることもあります。ピボットマンと呼ばれることもあります。

 センターの代表的な選手には、1950年代と60年代にセルティックスの黄金時代を築いたビル・ラッセル、60年代に類い稀な得点能力でリーグを席巻したウィルト・チェンバレン、70年代にレイカーズなどで活躍し、必殺技“スカイフック”でも知られたカリーム・アブドゥル=ジャバー、90年代後半から2000年代にレイカーズなどで活躍したシャキール・オニール、2021年と2022年に2年連続MVPを受賞したニコラ・ヨキッチらがいます。『スラムダンク』では赤木剛憲、河田雅史らがセンターを務めています。

 センターに関してこちらの記事で詳しく紹介しています。



(THE ANSWER編集部)

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