瀬戸は自己ベスト更新で銀メダル

　五輪を超える規模で2年に1度行われる水泳の“世界一決定戦”、世界水泳（韓国・光州、テレビ朝日系で独占中継）の競泳が21日に開幕した。個人種目で金メダルを獲得すれば、1年後の東京五輪出場が内定する今大会。第4日（24日）の男子200メートルバタフライ決勝で瀬戸大也（ANA）は、1分53秒86で銀メダルを獲得。一方でライバルの19歳クリストフ・ミラーク（ハンガリー）は、“レジェンド”マイケル・フェルプス（米国）の世界記録を上回る、1分50秒73で金メダルだった。

【注目】DAZNは年間プランがおトク！　プロ野球、F1、国内サッカー、ゴルフ、テニス…見られる競技が盛りだくさんのDAZNはこちら

　ミラークが異次元の泳ぎを披露した。前半から世界記録を上回るペース。ラスト50のターンで先頭に立つと、一気に引き離し後は一人旅だった。2009年のフェルプスの記録を一気に0.78秒も縮め、史上初めて1分50秒台に突入した。

　この快記録に米スポーツ専門局「NBCスポーツ」のニック・ザッカルディ記者は「19歳のハンガリー人、クリストフ・ミラークがマイケル・フェルプスの200メートルバタフライの世界記録を粉砕。世界水泳で0.78秒上回る」と驚きをもってツイートしていた。

　国際水泳連盟（FINA）も公式ツイッターで「世界記録警報!!　クリストフ・ミラークが200メートルバタフライで1:50.73でフィニッシュし、世界記録を樹立！　2009年のマイケル・フェルプスの記録を破る！　おめでとう、クリストフ！」と祝福を贈っている。

　瀬戸とミラークは東京五輪でも金メダルを争う逸材だが、6月のジャパンオープン後は一緒に寿司を食べに行った仲だった。