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男性と女性が一緒に競い合う車いすラグビー 性別にこだわらない倉橋香衣の生き方

試合中は敵も味方も「女性だから」と特別扱いすることはなく、むしろ戦術としてターゲットとされることが多い車いすラグビー【写真:日本車いすラグビー連盟提供】
試合中は敵も味方も「女性だから」と特別扱いすることはなく、むしろ戦術としてターゲットとされることが多い車いすラグビー【写真:日本車いすラグビー連盟提供】

「男女混合競技」として設計された巧みなルール

 車いすラグビーは四肢に障害がある人を対象としたスポーツで、1977年にカナダで考案された。選手は障害の程度により重い0.5点から軽い3.5点まで0.5点刻みで持ち点が与えられ、コートに立つ4選手の合計持ち点が8点を超えてはいけないというルールがある。ただし、女子選手が加わる時は男子選手との体力差が考慮され、持ち点合計の上限が0.5点引き上げられることになっている。

「四肢障害の中にもいろいろあって障害のレベルでクラス分けされていますし、同じ持ち点の選手でもできることとできないことが違ったり、得意不得意があります。それと同じで、男女に体力の差があるのは当たり前。その差をカバーできるように、うまく工夫されているなと思います。

 ただ、『女性だから0.5点追加されていいな』とか、『点数が低いからただいるだけ』と思われるのは嫌。実際そう言われて腹が立ったこともありますけど、コートに立てば男性も女性も関係ない。自分がどう動いたらチームに役立てるかを考え、実行することを意識しています」

 事実、試合中は敵も味方も「女性だから」と特別扱いすることはない。体が一回りも二回りも大きな海外の男子選手も手加減なくタックルをしてくるし、むしろ戦術としてターゲットとされることが多い。

「自分は穴だと思われているので、よく狙われます。でも、自分より持ち点の高い選手が私を狙いに来れば、その分ほかのチームメートは楽になる。そこでしっかりポジション取りをして立ち向かえれば、自分の仕事ができたということ。チームのために全力でプレーすることに、男性か女性かは関係ないと思っています」

 練習の時でも性別を理由に特別扱いされたことはないというが、「もしかしたら優しくしてくれている可能性はありますけど」と茶目っ気たっぷりに笑う。

「女性として考えられるのは持ち点の組み合わせを考える時くらい。それ以外は、車いすラグビーをやっている選手として同じようにプレーや結果を求められるし、できることはやるべき。一人の人として見てもらっているから、できているんじゃないかと思いますね」

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