WBC優勝した侍ジャパンが帰国会見

　野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）を制した日本代表・侍ジャパンが23日午後、成田空港に帰国し、成田市内のホテルで会見が行われた。冒頭で首脳陣が今大会で思い出に残るエピソードを明かしていったが、城石憲之内野守備・走塁兼作戦コーチの内容に「城石コーチのエピソード素敵だなあ」「城石コーチのとこ泣いちゃった」と反響が起きている。

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　栗山監督ら首脳陣、NPB所属の選手たちが出席した会見。冒頭は監督・コーチが今大会で思い出に残るエピソードを順次明かしていった。その中で、城石コーチが「エピソードというか、一生忘れられないだろう表情がありました」と切り出したのは準決勝・メキシコ戦。1点ビハインドの9回無死一、二塁で打者・村上宗隆を迎えた場面だった。

　試合中は一塁ベースコーチを務めていた城石コーチは「ムネがサヨナラを打つ打席の前に、栗山監督の言葉を伝えに言ったら、最初、ムネは『何しに来たんだ？　バントか？　代打か？』みたいな顔をされたけど（笑）。監督の言葉を伝えて、『思い切っていってこい！』と言った時のムネのスイッチが入った表情は一生忘れないと思います」と語った。

　村上は東京ラウンドから不振が続き、本人も「バントもよぎった」という場面。試合後、城石コーチを通じて栗山監督の「ムネに任せた。思い切っていってこい！」の言葉を受けたことを明かしていたが、直後に逆転サヨナラタイムリーが生まれた。監督と村上の架け橋となった城石コーチにとっても忘れられない風景となったという。

　このエピソードのネット上も感激。「城石コーチのエピソード素敵だなあ」「かっこよすぎて泣いた」「その顔見てえ」「いい話聞けて嬉しい」「エピソードめっちゃいい」「城石コーチ素敵」「城石コーチのとこ泣いちゃった」などの声が上がっていた。