大人が走るとすぐに息が上がるのはなぜ? 息切れしない体を取り戻すストレッチ2種目
胸郭を広げる動的ストレッチ2種目を紹介
1種目目は横になって行います。視線を指先に向けて、ゆっくりと首と腕を動かし、呼吸筋をゆるめていきましょう。痛みを感じると筋肉が硬直するので、気持ちよくできる範囲で動けばOKです。
<1>高めの枕(クッションやタオルなどでもOK)に頭を乗せて、横向きに寝る。下になる脚は伸ばし、上の脚は前に出して、膝を曲げる。
<2>下になる手で下側の脚の膝を押さえる。上の腕は正面に伸ばす。
<3>息を吐きながら上腕の腕を後ろへと大きく回す。このとき、視線は上の手の指先を追って、上体も後ろにひねる。続けて、ゆっくりと腕を回し、体の正面に戻す。5~10回続けて行い、反対側も同様に。
次は四つばいで行います。1種目目よりも大きな動きで、呼吸筋をしっかりほぐしていきます。こちらも、最初は大きく動かすと、肩甲骨のあたりがつるように感じる人もいます。痛みを感じたら無理をせず、気持ちよくできる範囲で動きましょう。
<1>四つばいになり、左胸の下に畳んだタオルを置く。左手を天井に向かって伸ばし、視線を左の指先に向ける。
<2>左手をゆっくりと振り下ろし、タオルに手の甲を乗せて胸の下を通って、体の右側へと滑らせる。このとき、できるだけ肩を床に近づけて行う。
<3>左手の甲でタオルを滑らせながら元の位置に戻し、再び天井に向かって大きく振り上げる。5~10回繰り返し、反対も同様に行う。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)