デスクでできる“腰痛改善”ストレッチ3種 ポイントは「お尻の筋肉の柔軟性」強化
デスクでできる腰痛改善ストレッチ3種類を紹介
さて、ストレッチは行う順番も大事です。体が冷えているときは筋肉の粘性が高いため、静止した状態で体をじっくり伸ばしていく種類のストレッチ(静的ストレッチ)を行っても、しっかり伸びません。最初は体を動かしながら筋肉をほぐす動的ストレッチで、筋肉の温度を上げて、粘性を下げます。その後、静的ストレッチを行うと、最大の効果を得られます。
今回の動画は、デスクでもできる、腰の痛みを楽にする3種類のストレッチです。最初の2種目は、骨盤と腰椎を連動させる動的ストレッチ。骨盤を左右交互に上げる、背中から骨盤までを丸めたり、反らしたりといった動きで、腰椎を動かします。
この2種目は手の位置や腕の動きを変えながら、どんどん大きな動作に移行。これも今回のポイントです。普段、あまり動いていない人や、同じ姿勢で長時間、過ごしていたときは、腰周りの筋肉が硬く、動かしづらくなっています。ですから、いきなりダイナミックに動くのではなく、小さな動作からスタートし、徐々に動きを大きくしていく。一つの筋肉から始め、徐々に多くの筋肉を連動させて動かしていきます。
その後、静的ストレッチでお尻、そしてお尻と腰につながる背中の筋肉も伸ばしていきましょう。
最初は違和感があるかもしれませんが、慣れればうまく動かせるようになります。1日何回やってもよいので、「同じ姿勢で固まっていたな」と気づいたら、やってみてください。腰にかかる負担はかなり減ると思いますし、終わった後はスッキリしますよ。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)