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ボディビル界の伝説と呼ばれる男 56歳の今も衰えぬ情熱、30年前は「ボディビルの『ボ』の字も…」

競技を始めた当初は「ボディビルの『ボ』の字も言えなかった」

 須江が競技を始めた当初は、自信を持ってボディビルダーを名乗れなかった時代。「ボディビルの『ボ』の字も言えなかった。何かやっているのと聞かれて、『トレーニングやってます』ぐらいのことしか言えなかった」。それから30年以上経ち、近年はボディビルの認知度が高まっていることをひしひしと感じている。

 この日も東京・江戸川総合文化センターは満員の大盛況。「本当に若い方がよく来てくれている。これだけの会場を満員にしてくれているので、運営に携わっているわけではないですが、選手としてやはりありがたいことですね」と感慨にふける。須江も確実にこの盛り上がりの礎を築いてきた1人だが、「私は全然、トレーニングしていただけなので」と恐縮する。

 観客を沸かせたバックポーズについても「自慢できるものじゃないです。まだまだ自分の中でもっと改善しなくちゃいけないところがある」と謙遜。「まだまだ変わる。変えられる」。56歳になっても貪欲に成長を追い求め、来年こそはまだ手にしていない日本選手権優勝を目指す。

 日本ボディビル界の“伝説”の異名を取る須江のもとに、ロビーでは多くのファンが集まり、写真撮影を求めた。終始謙虚だった須江だが、その功績の大きさは、行列に並ぶ観客の輝いた目が物語っていた。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro-Muku)

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