ネリ問題に止まない批判 ESPNは“ロドリゲス弱腰論”を一蹴「中止はネリのせいだ」
ボクシングのWBC世界バンタム級挑戦者決定戦で元WBC王者ルイス・ネリ(メキシコ)は体重超過を犯し、相手の元IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が規定体重外での対戦に応じず、試合中止となった。WBCから正規王者への指名挑戦権を剥奪されたネリではなく、金銭面の交渉を断ったロドリゲスを批判する報道もあったが、米メディアは改めてネリを一刀両断している。
相次ぐ体重超過問題をクローズアップ「ネリが体重オーバー。またもや、だ」
ボクシングのWBC世界バンタム級挑戦者決定戦で元WBC王者ルイス・ネリ(メキシコ)は体重超過を犯し、相手の元IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が規定体重外での対戦に応じず、試合中止となった。WBCから正規王者への指名挑戦権を剥奪されたネリではなく、金銭面の交渉を断ったロドリゲスを批判する報道もあったが、米メディアは改めてネリを一刀両断している。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
ロドリゲス戦の前日計量で1ポンド(450グラム)超過したネリ。再計量を命じられながらも、これに応じず。ロドリゲスに金銭交渉を持ちかけたところ、拒否され、試合は中止に。ネリはWBCタイトルの指名挑戦権を剥奪されていた。
30日(日本時間12月1日)にも同じWBCの世界スーパーフェザー級のエリミネーターでも体重超過問題が起きた。指名挑戦者決定戦でオスカル・バルデス(メキシコ)と対戦予定だったアンドレ・グティエレス(メキシコ)が前日計量で、11ポンド(約5キロ)もオーバー。興行のメインイベントのはずが、WBCは即時活動停止を言い渡していた。
相次ぐメキシカンボクサーの計量失敗を受け、米スポーツ専門局「ESPN」では一連の騒動を振り返る記事を展開し、ネリ問題について改めて言及している。
「選手の計量失敗により、重要な試合に支障をきたしたのは2週連続のことだ。1週間前のデオンテイ・ワイルダー対ルイス・オルティスのヘビー級タイトルマッチのアンダーカードで、元バンタム級王者ルイス・ネリが体重をオーバーした。またもや、だ」