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紀平梨花は「4回転習得するべき」 タラソワ氏が指摘「コストルナヤと競うには…」

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯の女子は16歳アリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が優勝。昨季のGPファイナルの覇者・紀平梨花(関大KSFC)、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)を抑え、GPシリーズで連勝を飾り、堂々のGPファイナル進出を決めた。現地メディアで解説を務める重鎮タチアナ・タラソワ氏はコストルナヤの3回転アクセルを、紀平のものより上と評価し、「コストルナヤと競うにはキヒラは4回転を習得する必要がある」とまでコメントしている。

紀平梨花【写真:AP】
紀平梨花【写真:AP】

露メディアがNHK杯を回想、コストルナヤの3Aは「ウルトラCレベル」

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯の女子は16歳アリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が優勝。昨季のGPファイナルの覇者・紀平梨花(関大KSFC)、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)を抑え、GPシリーズで連勝を飾り、堂々のGPファイナル進出を決めた。現地メディアで解説を務める重鎮タチアナ・タラソワ氏はコストルナヤの3回転アクセルを、紀平のものより上と評価し、「コストルナヤと競うにはキヒラは4回転を習得する必要がある」とまでコメントしている。

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 美しき16歳が、美しく力強い演技で札幌の観衆を魅了した。ショートプログラム(SP)で歴代最高得点を叩き出した才女はフリーでもほぼ完壁な演技で、合計240.00点をマーク。紀平に約8点差をつけて、NHK杯を制した。

 母国メディア「gazeta.ru」もGPシリーズ最終戦を振り返り、コストルナヤの演技にフォーカスしている。

 記事では同じく今季からシニアデビューしGPシリーズ連勝を飾ったアレクサンドラ・トルソワ、アンナ・シェルバコワと比較し、「コストルナヤがトルソワやシェルバコワと主な違いは、彼女は今のところ現代のフィギュアスケートにおいて最も難しいエレメンツである4回転ジャンプを跳べないというところだ。しかし、彼女の武器の中には、4回転ジャンプより点数は低いもののウルトラCレベルの3回転アクセルがある」と4回転こそ跳ばないものの、絶対の武器とする3回転アクセルがあると評している。

 さらにNHK杯での演技にも触れ、紀平との“差”にも言及している。

「アリョーナはNHK杯のSPを世界新記録で勝ち、クリーンに3回転アクセルを跳んだ。フリーでの3回転アクセルでステップアウトした小さなミスがあったが、それでもキヒラが得点で迫ることを許さなかった。加えて、予定構成表に4回転ジャンプを入れていたキヒラだったが、本番ではそれを跳ぶ危険を冒さず、結果としてコストルナヤとの差が相当大きくなった」

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