井上尚弥、圧勝ならPFP3傑入り 米リング誌記者が明言「勝つのは当然、あとは…」
パッキャオ級選手への道、グレイ氏「KOを続ければ、米国で有名なスターになれる」
井上はバンタム級昇格後、ジェイミー・マクドネル(英国)、フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)という世界王者経験者3人を合計わずか441秒でマットに沈めている。本物の実力者を秒速でKOし続け、世界に衝撃を与えているとはいえ、トップ3の王者もとてつもないレベル。レジェンドのドネアに勝利を収め、牙城を崩す試合が期待される。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
井上自身は5日の公式会見で「PFPについてはそれほど深く考えていない。それは周りの評価であって、自分が試合をしてどんどん上がっていくもの。それくらいにしか考えていません」とコメント。この試合に集中するため、泰然自若としていたが、PFPでさらに上位に食い込めば今後のビッグマッチ実現への名刺代わりにもなるはずだ。
世界的スーパースターへの階段を上るモンスター。将来、本場・米国で客を呼べるのか。グレイ氏は、この問いに必要なものとして単純明快な答えを明かした。
「彼と昨年話した時、彼はマニー・パッキャオのレベルに到達したいと言っていた。パッキャオのような国際的スターになるには、イノウエは勝ち続ける必要がある。イノウエは良いファイターであると同時に素晴らしいパンチャーだ。ノックアウトで勝利することが大衆にはウケる。そうすることにより、ボクシングファンのみならずスポーツファン全体から注目を浴び、有名なスターになれるだろう」
スーパーフライ級時代は、強すぎるあまり対戦相手から避けられてきた。同じ階級の強者が一堂に会するWBSSに身を投じ、頂点に立とうとしている。かつて憧れたドネアを倒した際、PFPはどんな動きを見せるのだろうか。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)