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井上尚弥こそ「PFPのキング」 WBSS主催者が断言「カネロと違う。相手選んでない」

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝は7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)がWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)と頂点を争う。来日した大会プロモーターのカレ・ザワーランド氏は「THE ANSWER」の単独インタビューに応じ、「カネロもロマチェンコも偉大だが、イノウエがパウンド・フォー・パウンド(PFP)のキング」と断言。実力者を井上が上回る2つの根拠を挙げている。

井上尚弥、カレ・ザワーランド氏、ノニト・ドネア(左から)【写真:荒川祐史】
井上尚弥、カレ・ザワーランド氏、ノニト・ドネア(左から)【写真:荒川祐史】

WBSSプロモーター・ザワーランド氏を直撃、惚れ込む井上の魅力は

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝は7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)がWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)と頂点を争う。来日した大会プロモーターのカレ・ザワーランド氏は「THE ANSWER」の単独インタビューに応じ、「カネロもロマチェンコも偉大だが、イノウエがパウンド・フォー・パウンド(PFP)のキング」と断言。実力者を井上が上回る2つの根拠を挙げている。

 ついにWBSSシーズン2はクライマックスを迎えようとしている。入場券は前売りで完売。超満員のさいたまスーパーアリーナで5階級制覇王者のドネアと対峙するモンスター。ボクシングの聖書と呼ばれる米誌「リング」選定のPFPの最新ランクでは4位に位置している。

 トップは3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、2位はWBO世界ウェルター級王者のテレンス・クロフォード(米国)、3位がライトヘビー級を制し、4階級王者となったサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)に続くが、ザワーランド氏の意見は違った。

「私はロンドンでも公言してきましたが、イノウエこそが現時点のPFPのキングです。ロマチェンコとカネロはもちろん偉大なファイターです。ウシクも素晴らしい。ですが、最終的にはどんなレベルの相手をどう倒しているのか。そこが重要視されるべきだと思います。世界王者、そして、元王者をあんな短い時間で圧倒する様はアメージングです」

 井上こそがPFP1位と断言した。井上はバンタム級昇格後、ジェイミー・マクドネル(英国)、フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)という世界王者経験者3人を合計わずか441秒でマットに沈めている。本物の実力者を秒速でKOし続けるモンスターの圧倒的な強さこそ、PFPのキングに相応しいという。

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