ドネア超リラックス 決戦3日前に余裕のVサイン「闘志を出すのはリングの中だけ」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝などの予備検診が4日、都内のホテルで行われ、両者とも異常なしと診断された。メインイベントでWBA・IBF世界同級王者・井上尚弥(大橋)と激突する5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)は決戦を3日後に控えているとは思えないくらいリラックスムードだった。
「11・7」WBSSバンタム級決勝の予備検診実施、身長、リーチはドネアにアドバンテージ
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝などの予備検診が4日、都内のホテルで行われ、両者とも異常なしと診断された。メインイベントでWBA・IBF世界同級王者・井上尚弥(大橋)と激突する5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)は決戦を3日後に控えているとは思えないくらいリラックスムードだった。
笑顔が絶えない。ドネアは余裕たっぷりだった。カメラマンに向かってVサインを作る場面も。「このスポーツを長年やっている。私が闘志をむき出しにするのはリングの中だけ。試合中ではないので、今は素が出ている。リングに上がれば闘志がでてくる」と語り、ベテランらしいオンオフを強調した。
予備検診では、身長(170.2センチ)で井上を5.7センチ上回り、リーチ(174センチ)でも3センチ上回った。アドバンテージにはなるが、「フィジカル面を見ることはしていない。そういうところはみていない。昨日、カネロの試合を見た。あの試合こそ、体格の差が関係ないと現していた」とミドル級王者のカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)が2階級上のヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)を破った試合を引き合いに出して強調していた。
親日家で何度も来日しているドネアだが、日本でリングに上がるのは初めて。「常に日本にいると美味しい物を食べてばかり。ただ、今は減量中なので外に出ると食べられない」と笑顔で語り、周囲を爆笑させる場面も。「もちろん試合に向けてはエキサイトしています」と最後までリラックスムードだった。
(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)