37歳・福士加代子7位も“福士節”健在 取材中に足がつる「あいたたたた!」
海外勢への助言は「日陰があるから大丈夫だよって言っといて」
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あっけらかんとした、ぶっちゃけトークで“福士節”と一世を風靡した口ぶりは健在。「頑張ろうと思って頑張ったけど、やっぱり頑張ろうと思っちゃダメ。緊張しちゃいましたね。頑張っちゃダメだね。あいたたたた! つる! つる!(笑)。足、つるね~。やっぱり今日の走りダメ」と結果は振るわなかったが、終始笑顔で返答した。
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先頭のゴール時は29.2度。最後に粘り切れなかったが、暑さは問題ないと強調した。「思っていたよりは涼しかったと思いますよ。もっと暑いなと思っていた。日陰とかもあったし、よかったですよ。(7、8月に比べたら楽?)私の走り自身が楽じゃなかったですね」と笑顔。「やっぱりきついですけど、コース的には日陰もあったのと、あと向かい風が多かった。急になんだろう、あれ。ビル風っていうのかな。あと、(37キロ以降の)微妙なあの坂がね、めっちゃきつい(笑)。そんな感じですね」と語った。
海外メディアから海外勢への助言を求められ、「あのね、日陰があるから大丈夫だよって言っといて。炎天下じゃないよって」と笑った。今後は対象大会の12月さいたま国際、来年1月大阪国際女子、同3月名古屋ウィメンズのいずれかで設定タイム2時間22分22秒を切り、その中で最上位選手になれば3枠目に滑り込む。福士が東京五輪出場すれば、日本のマラソン選手として史上最年長38歳4か月、全競技を通じて女子最多タイの5大会連続出場となる。
「完走したのは『東京五輪はここを走るのか。コース試走?』と思って走りましたね。ダメだったんですけど(笑)」
ベテランの意地を見せる戦いが続く。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)