中国卓球協会が異例の声明 過激ファンの悪質行為を非難、立ち入り禁止リスト導入へ 法的措置も辞さず「秩序の維持に力」
中国卓球協会が7日、異例の声明を発表した。一部の過激なファンによる悪質行為を非難。今後は立ち入り禁止リストを導入するなどして、会場の秩序を維持するとしている。

私生活に深刻な影響を受けているコーチや選手も
中国卓球協会が7日、異例の声明を発表した。一部の過激なファンによる悪質行為を非難。今後は立ち入り禁止リストを導入するなどして、会場の秩序を維持するとしている。
同国メディア「人民日報」もこの内容を伝えた。協会の声明によると、「一部の過激なファンが代表チームのコーチや選手に対し、罵倒、デマの流布、身体的攻撃を執拗に行っていることを把握している」とし、試合会場やネット上で蔓延していると指摘した。
コートサイドの過激なファンから中指を立てられたり、罵声を浴びせられるコーチもいるほか、罵倒の言葉を迷惑電話やSNSでのダイレクトメッセージで繰り返し受け取っている選手も。「通常のトレーニングや試合、私生活に深刻な影響を受けているコーチや選手もいて、卓球協会は、関係する選手やコーチが公安機関へ通報し、関係者の法的責任を追及できるよう支援を行っている」とした。
「中国卓球協会は常に、コーチや選手の心身の健康と長期的な発展を重視し、これを保障するとともに、その正当な権利を断固として守ってきた。今後は、会場への立ち入り禁止リスト制度の導入を推進し、試合会場の秩序の維持に力を入れていく。チームの管理、出場計画、選手の起用、コーチ陣の布陣などに関するあらゆる虚偽情報については、関係部門と連携し、法や規定に基づいて対処する」
声明ではこうもつづられ、立ち入り禁止リストを制度化するほか、虚偽の情報などに対して法的措置も辞さない姿勢を見せた。「中国卓球チームが築き上げてきた栄光の一つひとつには、歴代の選手やコーチの懸命な努力と汗が凝縮されている。それは長年にわたる多くのファンの関心と支持なしにはありえない」と訴えた。
今年の愛知・名古屋アジア大会では、男子シングルスで優勝した林詩棟(中国)に対し、表彰式で心無い声とともに、はやし立てるような笑い声が響き渡ったと中国メディアが伝えていた。また、3月のWTTチャンピオンズ重慶の期間中には男子のスター選手・王楚欽(中国)が「ファンカルチャー(過激なファン集団)」の混乱について言及し、自身もその「深刻な被害を受けている」と語ったことも伝えられていた。
(THE ANSWER編集部)
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