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井上尚弥、英名伯楽が証言した怪物の二面性「グラブにバズーカ砲を装着しながら…」

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)と激突するWBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)。WBAスーパーミドル級世界王者カラム・スミス(英国)ら数々のチャンプを育てた名トレーナーは、リング上と普段のギャップの大きさに注目している。

井上尚弥【写真:Getty Images】
井上尚弥【写真:Getty Images】

米リング誌特集でギャラガーが魅了されたギャップ「2人は完全に別人のようだ」

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)と激突するWBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)。WBAスーパーミドル級世界王者カラム・スミス(英国)ら数々のチャンプを育てた名トレーナーは、リング上と普段のギャップの大きさに注目している。「グラブにバズーカ砲を装着しながら歩き回っている」とパンチ力を絶賛。米ボクシング専門誌「リング」が報じている。

 英国の名伯楽も井上の実力を高く評価した。リング誌9月号のメイン特集「モンスター創造論」は世界王者、名トレーナー、記者など、数々の証言を紹介。その中で登場したのが、スミスら世界王者を育てた名トレーナー、ジョー・ギャラガー氏だった。井上の代名詞とも呼べる「パワー」の項目では好青年で知られる3階級王者の素顔とリング上でのギャップを証言している。

「彼と実際に会ってみる。そして、リング上で彼を見るとしよう。2人は完全に別人のようだ。グラブにバズーカ砲を装着しながら歩き回っているんだ」

 パンチ力を独特の表現で分析したギャラガー氏。5月のWBSS準決勝で井上が259秒KOを果たしたエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に教え子が敗れていた。「ポール・バトラーとロドリゲス戦で対峙した。ロドリゲスは堅実な実力者だ。(井上戦の)第1ラウンドはロドリゲスが取ったかもしれなかった」と語った上で、こう続けている。

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