サニブラウンのコーチに単独直撃 潜在能力絶賛「彼は素晴らしい、素晴らしいよ」
世界選手権(9月27日開幕・ドーハ)の代表選考を兼ねた陸上の日本選手権は30日、福岡・博多の森陸上競技場で男子200メートル決勝が行われ、100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(フロリダ大)が20秒35(向かい風1.3メートル)で100メートルに続く2冠を達成した。
米国人コーチが見たサニブラウン「非常に才能豊かで、ポテンシャルも高い」
世界選手権(9月27日開幕・ドーハ)の代表選考を兼ねた陸上の日本選手権は30日、福岡・博多の森陸上競技場で男子200メートル決勝が行われ、100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(フロリダ大)が20秒35(向かい風1.3メートル)で100メートルに続く2冠を達成した。今大会は、2017年秋に進学した米フロリダ大のサブコーチである25歳のアントワン・ライト氏が帯同。同コーチはレース直後のミックスゾーンで「THE ANSWER」の単独取材に応じ、強さを見せつけた20歳の成長具合、チームでの立ち位置について語ってくれた。
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――入学時、初めて会った頃の印象は?
「非常に才能豊かで、ポテンシャルも高い。(今も)まだ改善の余地はあるが…。でも、彼は素晴らしい。素晴らしいよ」
――他の米国選手と比べ、成長スピードはどう?
「彼が速くなれば、チームメートも速くなる。チームメートが速くなれば、彼もそうだ。だから、成長のスピードは同じかな」
――米国への適応力はどうだった?
「少しタフな取り組みだったと思う。でも、チームやコーチが手助けしてくれたんだ。基本的には、自力で何でもできるようになった。もし助けが必要なら、フロリダ大が手助けしてくれる。それを彼は理解しているよ」
――フロリダ大での指導方針は?
「彼を他のみんなと同様に扱うこと。ちゃんと授業に行き、良い成績を収め、時間を守って練習やトリートメントに来ることだ」
――何が彼を成長させた?
「彼は心を開いた。よく話すようになったし、オープンに話す。本当に楽しんでいるよ」
――本人は英語や勉強でも苦労したと話している。今の英語力は?
「当初、来た時よりもずっと良い。みんなと会話ができる。自分で街を歩き回ることもできるし、もう僕らと同じレベルだよ」