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サニブラウンを抑えた 「9秒86」全米大学王者は「ライジングスター」と海外絶賛

陸上の全米大学選手権は7日(日本時間8日)、男子100メートル決勝でサニブラウン・ハキーム(フロリダ大)が9秒97(追い風0.8メートル)の日本新記録で3位に入った。日本を沸かせたが、優勝したのはナイジェリア出身のディバイン・オドゥドゥル(テキサス工科大)だ。今季世界最高タイとなる9秒86をマーク。200メートルと合わせ、全米大学2冠を達成した。

今季世界最高タイとなる9秒86をマークしたディバイン・オドゥドゥル(右)【写真:AP】
今季世界最高タイとなる9秒86をマークしたディバイン・オドゥドゥル(右)【写真:AP】

ナイジェリア22歳オドゥドゥルが100&200m2冠、世陸&五輪で強力ライバルに

 陸上の全米大学選手権は7日(日本時間8日)、男子100メートル決勝でサニブラウン・ハキーム(フロリダ大)が9秒97(追い風0.8メートル)の日本新記録で3位に入った。日本を沸かせたが、優勝したのはナイジェリア出身のディバイン・オドゥドゥル(テキサス工科大)だ。今季世界最高タイとなる9秒86をマーク。200メートルと合わせ、全米大学2冠を達成した。国際陸連(IAAF)も「ライジングスター」と絶賛し、貧困な家庭から這い上がったキャリアを紹介している。


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 サニブラウンを抑えた。全米大学最強スプリンターを決める大会で輝きを放ったのは、ナイジェリア出身の22歳だった。6レーンから飛び出したオドゥドゥルは中盤から力強く加速。先頭に立つと、追いすがるサニブラウンらを寄せつけることなく、先頭で駆け抜けた。タイムは9秒86。今季世界最高に並ぶ好記録だ。両手を掲げて感情を爆発させた。

 カール・ルイス、ジャスティン・ガトリン、タイソン・ゲイら、後の五輪&世界王者が輝いた全米大学最強スプリンターの称号。さらに、200メートルも3位だったサニブラウンらを抑え、今季世界3位の19秒73で優勝。2冠を達成した。20年東京五輪に向けても楽しみな逸材に対し、国際陸連(IAAF)公式サイトが高く評価している。

「NCAAでの偉業後、ライジングスターのオドゥドゥルは今、ドーハを見ている」と特集。ナイジェリア南部の田舎の村で10兄弟の末っ子として育ち、稼業の農家を手伝いながら生活。しかし、食事がままならない貧しい環境だったという。それでも、16歳から本格的に陸上を始めると才能が開花。故郷を離れてテキサス工科大に進み、着実に実績を残してきたという。

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