驚異の脚力でチャンス創出

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は3日（日本時間4日）、本拠地でホワイトソックスと対戦している。「1番・DH」で先発し、3回の打席はこの日2つ目の四球で出塁。直後、ベッツの遊ゴロで二塁を陥れる姿に、地元の放送局からは驚きの声が止まらない。

　大谷は3回先頭で打席に立つとこの日2つ目の四球で出塁。続くベッツのゴロを遊撃手がグラブにいったん収めたが、ボールが暴れる間に二塁へ到達した（記録は遊失）。ベース上で両手を開き、大きくセーフをアピール。このスピードに驚いているのが、米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席だ。

　実況のスティーブン・ネルソン氏が「マイドロスが処理にもたつく。オオタニがスライディングしてセーフだ！」と絶叫する。解説で、元ドジャース投手のオーレル・ハーシュハイザー氏も「彼はいろんな形で試合を勝たせることができますね。マウンド上での投球、本塁打もです。しかし、直近2試合では脚が光っています。この場面でも得点機会を作りましたよ」と感心した様子だ。

　大谷はその後、フリーマンの左翼線二塁打で生還。初回の打席でも四球で出塁。1死後フリーマンの右翼線への適時二塁打で長駆生還していた。