プロ初完投で開幕5連勝

　29日にベルーナドームで行われたプロ野球・西武戦で、日本ハムの4年目21歳・達孝太投手がプロ初の完投勝利で今季開幕から無傷の5連勝を達成した。身長194センチから投げ下ろす速球と落差のあるフォークボールで、4安打8奪三振の快投。ネット上のファンからは「これは紛れもなく日ハム大型右腕の系譜」「これは侍ジャパンある！」といった興奮の声が上がっている。

　安定感抜群だった。初回から2者連続三振の立ち上がりを見せた達。2回にネビンに本塁打を許したものの、味方の好守にも助けられ、テンポのいいピッチングで9回を投げ切った。昨年10月に初勝利を挙げ、勝敗がつかなかった試合を含め、2022年の初登板からすべて先発での6連勝は、プロ野球史上初の快挙。大谷翔平が2013、14年にかけてマークした5連勝を超える記録となった。

　達の快投を「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeやスポーツチャンネル「DAZN」の野球専門Xなどが動画で公開すると、ネット上のファンからはさまざまな声が上がった。

「これは紛れもなく日ハム大型右腕の系譜」
「暑いベルーナのはずなのに涼しい顔してんなぁ達投手」
「こんな暑い中完投とかバケモノすぎるだろ…若いころのダルビッシュ有を見ている感じがしたよ」
「達君マジで凄すぎ！　昔のダルビッシュみたい～　世界のエースになりそう！」
「これは侍ジャパンある！」
「これはもう間違いなく本物！」

　達は規定投球回（72回）に達していないものの、この日の勝利で42回1/3を投げて自責点はわずか3。防御率0.64と驚異的な数字を残している。