セットに入ろうとした瞬間…

　米大リーグ・ドジャースのクレイトン・カーショー投手が20日（日本時間21日）、本拠地ナショナルズ戦で先発し、5回5安打4奪三振2失点。チームも6-5で勝利し、今季3勝目を挙げた。通算3000奪三振まであと8に迫ったレジェンド左腕。マウンド上で観客のパフォーマンスに“参加”したまさかの瞬間が捉えられ、「記憶に残る瞬間だ」「完璧なタイミング！」と日米ファンの笑いを誘っている。

　ピッタリだった。4-2とドジャースリードで迎えた5回1死一塁の場面。カーショーは2番ロサリオと対峙した。カウント2-2から、両手を高々と挙げるいつものセット動作に入ろうとした瞬間、バックネット裏の観客が順番に両手を振り上げた。

　観客が力を合わせ、波を作るように立ち上がったり腕を上げたりするウェーブ。恒例のパフォーマンスにカーショーの動きが奇跡的にシンクロし、偶然にもウェーブに参加しているようになった。

　これはMLB公式Xでも取り上げられ「クレイトン・カーショーがウェーブに参加した」と記して映像を公開。米ファンから「記憶に残る瞬間だ」「完璧なタイミング！」「ウェーブは好きじゃないが、これはかなり面白い」「爆笑」といった声が上がった他、日本のファンからも「シンクロしてるのジワるww」「めっちゃワロタ」「見てたけどこんな完璧だったのかw」と笑いを誘われたコメントが寄せられた。

　ドジャース一筋18年のカーショーは3度のサイ・ヤング賞を誇るレジェンド左腕。この日の勝利で通算215勝となった。通算奪三振は2992となり、3000の大台にあと8と迫った。