「1万2830キロ飛んできた」と客席からアピールした日本人ファンにアービングが…

　米プロバスケットボール（NBA）で「日本からやって来た」と客席からアピールした客席の日本人ファンにセルティックスが誇るスター、カイリー・アービングがシューズをプレゼントするシーンが発生。日本のバスケファンにとってはなんとも羨ましい“お宝贈呈”を米メディアが動画付きで公開し、「日本からはるばるやって来て、アービングのスニーカーを得た」と紹介している。

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　この日、全米で最もラッキーな日本人だったかもしれない。14日（日本時間15日）のセルティックス―キングスの一戦だった。試合中、客席から「From JAPAN Fly 7,963miles For Kyrie（カイリーのために日本から7963マイル＝約1万2830キロを飛んでやってきたよ）」と写真入りのメッセージボードを掲げる若い男性ファンがいた。

　すると、お目当てのアービングは気づいていたのか、コートから引き揚げる際、男性の前で立ち止まるとおもむろにシューズを脱ぎ始めた。そして、なんとそのままプレゼントし、頭をなでて去って行った。予期せぬ事態に男性は目が点となった後、歓喜のバンザイ。席に戻ると友人と抱擁を交わし、嬉しさを抑えることができなかった。

　なんとも微笑ましいシーンを地元テレビ局が捉えていた。「NBCスポーツボストン」のセルティックス版公式ツイッターは実際の場面を動画付きで公開。「このファンは日本からはるばるやって来た。そして、最後にはカイリー・アービングのスニーカーを得た」とつづり、米国のファンに伝えていた。

　新人王、NBAチャンピオン、オールスター出場、W杯＆五輪優勝と数々の伝説を打ち立ててきたアービング。この日もチーム最多31得点をマークし、126-120の勝利に貢献した。熱烈なアピールが実り、お宝をゲットした日本人ファンにとっては生涯、忘れられない日になったことだろう。