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メドベ、世界選手権で復活は? 母国紙は厳しい指摘「理論上できるが、現実的には…」

フィギュアスケートの世界選手権は埼玉を舞台にして、18日から行われる。女子で日本の最大のライバルとなるのが、ロシア勢だ。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ、同銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ、欧州選手権女王のソフィア・サモドゥロワが出場する。ロシアメディアは早くも大会を展望しているが、今季不振に喘いでいるメドベージェワの復活について「現実的には厳しい」との見方をしている。

エフゲニア・メドベージェワ【写真:Getty Images】
エフゲニア・メドベージェワ【写真:Getty Images】

16、17年世界女王は埼玉の地で復活なるか、露メディアの目は…

 フィギュアスケートの世界選手権は埼玉を舞台にして、18日から行われる。女子で日本の最大のライバルとなるのが、ロシア勢だ。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ、同銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ、欧州選手権女王のソフィア・サモドゥロワが出場する。ロシアメディアは早くも大会を展望しているが、今季不振に喘いでいるメドベージェワの復活について「現実的には厳しい」との見方をしている。

 2度の世界女王が復活なるか。それが、優勝を占う上で鍵となりそうだ。大会を展望したロシア紙「ガゼッタ・ロシア」は、まず最後の3枠目で代表入りを掴んだことについて「メドベージェワのファンとアンチに二分した」と言及。エリザベーダ・トゥクタミシェワではなく、メドベージェワを選んだことが波紋を呼んだことを伝え、ファンの不満の原因にはトゥクタミシェワに比べ、「不安定な演技」と「低調な結果」にあると指摘している。

 記事では、ブライアン・オーサー氏に師事した初めてのシーズン、GPシリーズのスケート・カナダ3位、フランス杯4位でGPファイナルに、ロシア選手権7位で欧州選手権に、それぞれ出場できなかったことを紹介。しかし、トゥクタミシェワも肺炎によりトゥクタミシェワもロシア選手権、欧州選手権に出場できなかったことから、選考上重要となったロシア杯ファイナルで1.5点の僅差でメドベージェワがトゥクタミシェワに勝利したと触れている。

 しかし、演技は転倒するなど不安定で、コーチ評議会による投票により、代表切符を射止めたことも言及した。その上で「今、メドベージェワには一番難しい課題が待っている」と指摘。「ただ単に、彼女の大きな課題であるノーミスの演技をすればいいわけではなく、自国開催で優勝候補有力と予想される日本のスケーターたちと本当の競争を繰り広げなければならない」とし、優勝争いに加わることを求めている。

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