本拠地アスレチックス戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は14日（日本時間15日）、本拠地アスレチックス戦に「1番・DH」で先発出場。初回に今季3本目の先頭打者アーチとなる13号ソロを放った。さらにキム・ヘソン内野手も5回にメジャー1号となる同点ソロ。大谷にホームで祝福された。試合は9-3で勝利。キムは生還時に大谷と見せたポーズについて、試合後に語っている。

　大谷の先頭打者弾で先制したドジャースだったが、先発・山本由伸投手が逆転を許す展開。2-3と1点を追う5回だった。「9番・二塁」で出場していたキムが初球の内角への球を捉えると、右翼席へ飛び込む1号同点ソロ。待望のメジャー初ホームランとなった。

　ネクストで控えていた大谷はホームで笑顔でキムを出迎えると、お互いに右の手首のあたりを左手で持った状態でタッチ。“謎のポーズ”のあとはベンチでも恒例のヒマワリの種シャワーで手荒い祝福を浴びると、山本ともハイタッチを交わし、喜び合っていた。

　キムは試合後の取材で「このドジャースタジアムでプレーすることをずっと夢見てきたので、今とても嬉しい」と夢見心地で語ると、第1号には「パワーで飛ばすことはあまり考えていない。強い打球を打つことだけを考えている」と振り返った。

　大谷と行ったポーズについては、リスペクトを示すものだと語った。「ヨシノブと会話していて、ポーズについて説明した。それをヨシノブがショウヘイに伝えた（のだと思う）」と大谷の心遣いを明かしていた。「みんなが初ホームランを祝福してくれて、とてもハッピーだった」と記念すべき打席を振り返っていた。