井上尚弥、“70秒KO級”衝撃再現へ 仕掛け人はWBSS第3弾へ意欲「ハードル上がった」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝(5月18日・グラスゴー)でIBF王者エマニエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦するWBA王者・井上尚弥(大橋)。WBSSのプロモーター、カレ・ザワーランド氏はシーズン3の開催準備を進めていることを明かす一方、2018年度の年間最優秀KO賞に輝いたWBSS初戦の井上の70秒殺劇について「最大限までハードルが上がった」と振り返っている。
WBSSプロモーターのザワーランド氏がシーズン3構想明かす
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝(5月18日・グラスゴー)でIBF王者エマニエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦するWBA王者・井上尚弥(大橋)。WBSSのプロモーター、カレ・ザワーランド氏はシーズン3の開催準備を進めていることを明かす一方、昨年の年間最優秀KO賞に輝いたWBSS初戦の井上の70秒殺劇について「最大限までハードルが上がった」と回顧。「2018年KOオブ・ザ・イヤーのイノウエに続くだろう」と更なる名勝負実現に意気込みを明かしている。英専門メディア「ワールド・ボクシング・ニュース」が報じている。
ファイトマネーの遅配なども一時報じられていたWBSSだが、4月27日にバンタム級大会準決勝のWBO世界王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)対元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)の米国開催が決定。当初の3月開催予定からずれ込んだものの、4強の舞台が次々に決まっている。
「大会は順調だ。チケット発売開始は10日後になるだろう。ファンにとっては本当の意味でご褒美となる、人気沸騰のチケットになるはずだ。WBSSでは常に年間最優秀ファイト候補を輩出することを目指している。準決勝では我々にとっては、候補が6試合になるんだ」
記事によると、ザワーランド氏はこう語っている。ボクシング界で最も権威を持つ米専門誌「リング」の2018年年間表彰で、最優秀ファイターに選出されたのはWBSS第1回大会優勝の世界クルーザー級4団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)。年間最優秀KO賞には昨年10月のバンタム級大会初戦で、難敵フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)をわずか1回70秒で倒した井上が選出された。