「パンチを予見する男」福田直樹氏が捉えた1枚が話題

　ボクシングのWBC世界バンタム級（53.5キロ以下）王者・中谷潤人（M.T）が24日、東京・有明アリーナで3度目の防衛戦に臨み、同級6位ダビド・クエジャル（メキシコ）に3回KO勝ちした。過去に一度もダウンのない挑戦者を沈めた高速コンビネーション。中でも顔面を粉砕した戦慄の右の瞬間を捉えた世界的カメラマン・福田直樹氏の撮影した写真には、日本人ファンから「顔が凄い事に」「怖すぎ」など驚きの声があがっている。

　写真からその恐るべき威力が見て取れる。中谷の右拳がクエジャルの左頬に着弾。クエジャルの右頬まで衝撃が波及し、鼻をはじめ顔全体を大きく歪ませている。中谷のパンチの恐ろしさを存分に体感できる一枚だ。そのほかにも挑戦者がたまらず膝をつく姿も公開されている。

　米興行大手・トップランク社のスペイン語版公式インスタグラムが「ビッグバン」と記して投稿した写真には、「パンチを予見する男」の異名をとる福田氏のアカウントをタグ付けしてクレジット明記されている。この写真が公開されると、日本人ファンも反応した。

「震えました！カッコよすぎです！」
「ラッシュ怖すぎ」
「最終のラッシュ　しびれました」
「インパクトの瞬間のクエジャル選手の顔が凄いことになってますね」
「ダメージが大きかったのも頷けます」

　中谷は、何とか立ち上がってファイティングポーズをとった挑戦者を一気に攻めたて、最後は左フックで2度目のダウンを奪って決着。王者の強さが際立った一戦だった。