2025年も加速するスポンサー企業との連携

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は米アリゾナ州グレンデールでキャンプ中。移籍2年目のシーズンへ向け準備を進めている。その裏ではスポンサーとの新しい契約やCMなどプレー以外の注目度も上昇。米メディアが算出した「長者番付」では驚きの副収入も明らかになった。

　12日に1本のCMが世界的な話題になった。大谷が出演したのは、ヘッドホン、イヤホン、スピーカーなどで知られる米国のオーディオブランド「Beats」のCM。共演したのはレブロン・ジェームズ、リオネル・メッシの2人。超大物スーパースターとのCMに野球代表として大谷が選ばれた。

　17日には下着メーカー大手のワコールが大谷と広告契約を締結したことを発表。他にも日清製粉グループの株式会社日清製粉ウェルナでエプロンをつけた広告ビジュアルや、大手化粧品メーカーの株式会社コーセー「雪肌精」の新CMなどに出演し、話題を呼んだ。

　米スポーツビジネスメディア「スポルティコ」は14日、世界のアスリートの2024年“長者番付”を発表。7250万ドル（約111億円）で野球選手トップの21位にランクインした。内訳はスポンサー収入が7000万ドル（約107億円）と、サラリーを大きく上回っているとされている。

　ドジャースとは10年総額7億ドル（約1014億円＝当時）で契約。そのうち6億8000万ドル（約986億円＝同）が2034年以降に支払われる“後払い”で、2033年まで10年間の年俸は200万ドル（約3億1100万円＝同）と米メディアに報じられており、“年俸”がメンバー最下位でも副収入の7000万ドルで野球選手1位となった。

　X上の日本ファンも反応。「大谷翔平は後払いにしてなかったら世界4位か！」「大谷は後払いだからスポンサー料しかないのに111億だからね」などと驚いていた。