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井上尚弥、WBSS制覇なら最強五輪王者と激突!? 米予想「もう登るべき山残ってない」

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメントで準決勝進出したWBA世界王者・井上尚弥(大橋)。来春米国予定の次戦はIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦するが、米メディアは早くも優勝大本命に推される「The Monster」の戴冠後に注目。「もう登るべき山はバンタム級には残されていない」とし、スーパーバンタム級最強の五輪連覇王者とのスーパーバトル実現を予想している。

WBSSバンタム級トーナメントで準決勝に進出した井上尚弥【写真:Getty Images】
WBSSバンタム級トーナメントで準決勝に進出した井上尚弥【写真:Getty Images】

米メディアが早くもWBSS制覇後の展開を予想

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメントで準決勝進出したWBA世界王者・井上尚弥(大橋)。来春米国予定の次戦はIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦するが、米メディアは早くも優勝大本命に推される「The Monster」の戴冠後に注目。「もう登るべき山はバンタム級には残されていない」とし、スーパーバンタム級最強の五輪連覇王者とのスーパーバトル実現を予想している。

 WBSS初戦で戦慄の70秒KO勝利で世界を震撼させた井上。米メディアは来年の決勝のその先に話題を馳せている。米ボクシング専門メディア「ボクシングニュース24」では、00年シドニー、04年アテネ五輪バンタム級金メダルを獲得した「ジャッカル」の異名を取る元WBA、WBO世界スーパーバンタム級王者ギレルモ・リゴンドー(キューバ)とのメガマッチを大胆予想した。

 昨年12月に「精密機械」こと2階級上のWBOスーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に挑み、6回TKO負けを喫したリゴンドウは現在、再起を期している。大物ラッパーのジェイ・Zが率いるロックネーションとの契約を破棄し、6階級制覇制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)と同様、プロモーターのアル・ヘイモン氏と新たに契約を結んだ。

 12月1日に1年ぶりにリングに復帰することが決まった38歳の五輪連覇王者。ただ、スーパーフライ級時代の井上と同じ苦悩を抱えているといい、特集では強すぎる王者の宿命に言及している。

「リゴンドーは依然として122ポンドにおける最強のファイターの1人だ。問題はスーパーバンタム級のトップファイターで彼との対戦を希望する人間がいないことだ。理由は素晴らしいほどの才能とカウンターパンチの能力にある。リゴンドーは対戦相手を本当に惨めに見せてしまうので、対戦相手のプロモーターは対戦を避けようとするのだ」

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