井上尚弥、入場料は日本史上最高額 タイソン戦の「倍以上」、年内はSバンタム級でサウジ開催も
ボブ・アラム氏も取材対応、井上は年内Sバンタム級、サウジ開催も候補
この日は、井上と共同プロモート契約を結ぶ米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOも駆け付けた。92歳の世界的プロモーターは「イノウエチャンピオンはボクシング界でレジェンドになっています。日本だけではなく、世界中のボクシングファンの皆さんがイノウエチャンピオンの試合を集中して見る」と期待。日本以外の国で戦うことにはこう持論を展開した。
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「日本国外での試合はありえませんし、バカげていると思います。国内であれほど人気があり、強さを誇る選手はいません。今、日本がボクシングの軽量級の中心になっています。東京ドームの世界戦4試合は全て軽量級です。井上が日本から出るのは何のためですか? 逆に聞きたいです」
昨年末に莫大なオイルマネーを持つサウジアラビア開催の構想も浮上したことには「サウジアラビアは常にトップを求めています。年内にオファーがあるかもしれませんが、金額や時期は(井上陣営の)大橋秀行会長が考えることです。オオタニと一緒でどんなオファーがあるか、です」と話すにとどめた。フェザー級転向については「まずこの試合の結果を見てから。大橋会長と話をしていますが、年内はスーパーバンタム級にいようということになっている」とした。
この日、井上は「こんなに素晴らしい環境とタイミングが揃う試合はない。まず4つ防衛するという最大のモチベーションを生かして必ず勝ちに行きたい」と感謝。ネリは「死を覚悟して戦いに挑む。勝者になると確信している」と王座奪取を誓った。
○…Amazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信される。井上―ネリ戦のほか、元K-1王者・武居由樹(大橋)がWBO世界バンタム級王者ジェイソン・マロニー(豪州)に世界初挑戦。井上の弟のWBA世界同級王者・拓真(大橋)が同級1位・石田匠(井岡)と2度目の防衛戦を行う。WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は同級3位・桑原拓(大橋)と初防衛戦。同じ興行で世界戦4試合は国内史上最多となる。
(THE ANSWER編集部)