本拠地カージナルス戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は28日（日本時間29日）、ドジャースタジアムで行われた本拠地開幕のカージナルス戦に「2番・DH」でスタメン出場。3打数2安打1四球、1三振とマルチ安打で7-1の勝利に貢献した。この日は1番ベッツ、3番フリーマンとのMVPトリオでの1～3番が爆発。合わせて8打数5安打2本塁打5打点、四球も4つと機能した。米メディアも「歴史に残る偉大さ」「ショーを展開」などと震撼している。

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　MVPトリオで形成した1～3番の“ベッタニマン”が大暴れだ。初回、相手先発のマイコラスに対し、ベッツが四球で出塁。続く大谷は右翼線二塁打を放った。三塁を狙ったがベッツがストップしておりタッチアウトに。それでも続くフリーマンのタイムリーで先取点を挙げた。

　さらに2-0で迎えた3回、ベッツ左翼席へ今季2号ソロを叩き込むと、大谷の四球後にフリーマンも中越え2ラン。5-0とリードを広げた。5回には大谷が強烈な右前打でマルチ安打をマーク。7回にはベッツ、フリーマンが四球を選び、3人で9出塁、6得点だった。

　この爆発ぶりにX上の米記者、メディアも驚きの声をあげた。米専門メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マケイン記者は「上位3人がムーキー・ベッツ、ショウヘイ・オオタニ、フレディ・フリーマンなのは不公平に感じるけど、最高だ」「歴史に残る偉大さを目撃している」と興奮気味だった。

　ドジャース公式メディア「ドジャース・インサイダー」公式Xも「このムーキー、オオタニ、フレディは多分上手くいくぞ。フリーマンが、オオタニの四球とベッツの本塁打に続いて2024年1号を放つ」と速報。米紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者は「ドジャース打線がショーを展開」と反応し、MLB公式のドジャース番フアン・トリビオ記者も「小切手野球がドジャースタジアムで絶好調だ」と伝えていた。

　フリーマンは試合後の場内インタビューでベッツ、大谷が前を打つ打線について「とても楽しいね。1番から9番まで揃っている。今日はみんなが塁に出たから、これが続くと良いね」とコメントしている。