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井上尚弥、米リング誌PFP6位浮上は「満場一致」 解説陣「イノウエに疑う余地なし」

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)1回戦で、元WBAバンタム級スーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を衝撃の1回70秒KOで勝利を収めたWBA世界同級王者・井上尚弥(大橋)。ボクシング界で最も権威を持つ米リング誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP)では6位に、バンタム級の格付けでもトップに、それぞれ上昇したが、解説陣は「もはやこの階級においてイノウエに疑問はない」と最上級の評価を下している。

米リング誌のPFPで6位に浮上した井上【写真:Getty Images】
米リング誌のPFPで6位に浮上した井上【写真:Getty Images】

「満場一致」の4階級王者超えでPFP6位に浮上、バンタム級格付けもテテ超えで1位に

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)1回戦で、元WBAバンタム級スーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を衝撃の1回70秒KOで勝利を収めたWBA世界同級王者・井上尚弥(大橋)。ボクシング界で最も権威を持つ米リング誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP)では6位に、バンタム級の格付けでもトップに、それぞれ上昇したが、解説陣は「もはやこの階級においてイノウエに疑問はない」と最上級の評価を下している。


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 難敵パヤノをいとも簡単に沈めた戦慄の70秒は、創刊96年の伝統を誇るリング誌の熟練の専門家にも大きな衝撃を残した。

「ナオヤ・イノウエのバンタム級デビューは5月の不滅の実力者ジェイミー・マクドネル相手の1ラウンドTKO勝ちだったが、リングのレーティング委員会のメンバーの中には完全に評価しない者もいた。なぜなら、英国人はウェートを作ることに苦しんでいたからだ」

 特集では、5月の井上は転級初戦のWBA世界タイトル戦でも圧巻の1ラウンド、112秒でマクドネルを倒し、3階級制覇を達成したが、相手の減量苦を理由に100%の評価を下さなかったパネリストがいたと紹介。だが、パヤノ戦の圧巻のKO劇で専門家の懐疑的な声を吹き飛ばしたという。

「25歳の日本のスターのバンタム級の2度目のバイトは委員会で満場一致でこう評価された。これにより、ほとんどの人間がイノウエをWBSS参戦中のゾラニ・テテの代わりにバンタム級ランキングのトップにすることを推薦し、さらに伝説的なランキングにおいても1段階昇格したのだ」

 解説陣から満場一致の評価を井上が手にしたことを紹介。世界タイトル戦史上最速の11秒KO男として知られるWBSSのライバル、WBO級世界王者テテを抜き、わずか2試合でバンタム級トップの立場を認められたことになる。

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