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柳田将洋、流れを引き寄せた1本のサービスエース 監督も気付かない反則まで指摘したエースの存在感【Vリーグ】

バレーボールのV1リーグ男子レギュラーラウンドが17日、東京・国立代々木競技場第二体育館などで行われ、今季7位の東京グレートベアーズが同10位のVC長野トライデンツに3-0(25-21、25-17、25-21)でストレート勝ちした。日本代表の柳田将洋は第1セット(S)の終盤でサービスエースを決め、一気に流れを引き寄せた。

エースとしての存在感を放った東京グレートベアーズ・柳田将洋【写真:中戸川知世】
エースとしての存在感を放った東京グレートベアーズ・柳田将洋【写真:中戸川知世】

バレーボールVリーグ1部

 バレーボールのV1リーグ男子レギュラーラウンドが17日、東京・国立代々木競技場第二体育館などで行われ、今季7位の東京グレートベアーズが同10位のVC長野トライデンツに3-0(25-21、25-17、25-21)でストレート勝ちした。日本代表の柳田将洋は第1セット(S)の終盤でサービスエースを決め、一気に流れを引き寄せた。


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 2567人の観客を大いに沸かせた。シーソーゲームのまま終盤を迎えた第1S。20-20で柳田にサーブが回ってきた。定位置でボールを3度つき、くるくると回す。息を吐いてボールを投げ上げると、漫画から出てきたような美しいフォームでサーブを放った。

「打った瞬間に自信はあったので、手応えはありました」。一度はフラッグが上がりアウトになったが、チャレンジで覆り、イン判定に。「自分自身が1セット目であまりいいイメージが持てていない状況で終盤に差し掛かっていたので、サーブで切り替えたいというのがありました」。一気に流れを引き寄せて、25-21でセットを奪った。

 この日は9得点したが、数字以上の存在感を放った。第3Sでリードされた場面でもサーブに入り2度のブレイク。24点目には相手のタッチネットを監督に指摘し、チャレンジを要求して得点につなげた。「自分は気付いていなかった。(柳田は)とても信頼できた」とカスパー・ヴオリネン監督も絶賛させた。

 16日にバレーボールの人気アニメ「ハイキュー!!」の劇場版が公開されたばかり。試合後には「(漫画を)超える自信と実力を持ってコートに立っているので」と力強く話した。現在リーグ7位で、ファイルステージ進出となる6位の東レと3勝差。残り9試合で負けられない戦いが続く。信頼感抜群のエースが観客を魅了するプレーで、チームを目標へ導く。

(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)



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