通算210勝カーショー「オオタニは頭の回転早い」

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は8日（日本時間9日）、スプリングトレーニングの集合日を迎え、米アリゾナ州グレンデールの球団施設に入った。日米から多くの注目が集まる中、同日にキャンプインした通算210勝左腕のクレイトン・カーショー投手が過熱する“大谷フィーバー”に言及。「チームにとって良いこと」と歓迎する理由を米記者に語った。

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　大谷を追って数多くの報道陣が集結したスプリングトレーニング初日。通算210勝、サイ・ヤング賞3度など輝かしい実績を誇るカーショーも17年目のキャンプインを迎えた。米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番ジャック・ハリス記者は自身のXでカーショーの言葉を紹介。大谷について尋ねられると「少し話したよ。彼のことをよく知っているわけではないが、頭の回転が早いようだ」と印象を述べた。

“大谷フィーバー”の過熱を懸念する声もあるが、同僚となるベテラン左腕は「正直言って、他の選手たちにとって良いことになるはずだ」と好影響を予想。「ムーキー、フレディ、彼ら自身もスーパースターだけど、注目は四六時中ショウヘイに行くことになる。これまで見てきたことを考えると、彼はそれに対処できると思うし、私たちのチームにとって良いことになるはずだ」と見通した。

　18年ア・リーグMVPのムーキー・ベッツ外野手、20年ナ・リーグMVPのフレディ・フリーマン内野手など、多くのスターを擁するドジャースだが、大谷の注目度は別格のよう。同僚のマックス・マンシー内野手が米野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演した際も、ファンフェスタでの大谷の様子を回顧し「30人ぐらいのセキュリティたちが周りにいた。カーショーでもあんなふうになることは一度もなかった」と異例さを強調していた。