1月の国別対抗戦、混合ダブルスで対戦「当時すでに凄い選手だったけど…」

　そんなフェデラーだが、大坂との初対決は1月にオーストラリア・パースで行われた国別対抗戦ホップマンカップだった。この大会の混合ダブルスで大坂とマッチアップしたが、女子テニス界を席巻する“ナオミ旋風”までは予期していなかったという。

【注目】CW-Xを川澄奈穂美選手がお試し　運動パフォーマンスを支える「股関節サポート機能」って？（W-ANS ACADEMYへ）

「彼女と会ったのは今年の初めのパースでプレーした時。実際にナオミとミックスダブルスでプレーしたんだ。彼女はユウイチ・スギタと組んでいてね。当時すでにすごい選手だったけど、全米オープンで優勝するとまでは思っていなかった。だけど美しい物語だし、彼女が優勝できたことを嬉しく思うよ」

　フェデラーはこう振り返っている。ホップマンカップの初日で対戦した際には2-1で勝利していた。

　男子顔負けのパワフルなサービスとストロークを武器にする大坂の才能をこの時点で感じ取っていたが、“ナオミ旋風”については「美しい物語」と手放しで称賛している。子供の頃からの憧れとして、ウィリアムズ姉妹とともにフェデラーの名前を公言している大坂にとって、レジェンドからの言葉は大きな誇りになるかもしれない。

　大坂は現在中国オープンに出場中。4日午後に世界ランク10位のユリア・ゲルゲス（ドイツ）と8強入りをかけて対戦する。