正式発表直後に公開されたアニメ動画

　米大リーグ・ドジャースは11日（日本時間12日）、エンゼルスからフリーエージェント（FA）となっていた大谷翔平投手を獲得したと正式発表した。契約は10年。当初から大本命と言われていた球団としても念願がかなった形で、その歓迎ぶりは正式発表直後からうかがえた。大谷の成長を描いたアニメーションをSNSに公開。ファンから多くの反響があった動画の製作担当者は「心から誇りに思います」と苦労の跡をうかがわせている。

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　アメリカンコミック調で作られたアニメ動画。大谷が「うおおおお」と叫びながら両手を広げて“変身”し、フルスイングで凄まじい打球を飛ばす姿から始まる。ドジャースでの背番号は、エンゼルス時代と同じ「17」。正式発表後、球団公式サイトに表示されている番号とも同じだ。その後は、少年時代の大谷に始まり、花巻東高の背番号1、日本代表の背番号16、そしてドジャースの背番号17と成長していく後姿が描かれ、最後は日本語で「ようこそ」とキャプション付けられている。

　日本人ファンから「エモい」「粋だ」といった反響が寄せられているアニメ動画。この製作に携わったドジャースのソーシャルメディアディレクターのスー・ジョーさんは自身のX（旧ツイッター）で「ついに正式に。今夜の公開に対して私たちのチームを心から誇りに思います。実現するかどうか分からない中で、たくさんの大変な仕事、そして長い夜と編集。メッセージをくれたみなさん、ありがとう。まだまだ続くわよ！」とつづり、これまでの苦労とともに今後の展開にも触れている。

　ドジャースは大谷の入団会見を14日（日本時間15日）に行うと発表。大谷が何を話すのか、そして球団側は今後どんな演出で盛り上げていくのかにも注目が集まる。