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井上尚弥の標的タパレスは「あり得ない挑戦にも動じない」 地元紙が伝える自信「止める力持っている」

ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)との4団体統一戦を視野に入れるもう1人の2団体王者マーロン・タパレス(フィリピン)が順調な調整ぶりを示している。地元紙はタパレスが過去に「イノウエにとって最悪の悪夢になる」と自信を見せた発言を紹介したうえで、「打倒イノウエというあり得ない挑戦にも動じない」「止める力を持っている」などと報じている。

マーロン・タパレス【写真:Getty Images】
マーロン・タパレス【写真:Getty Images】

両者が見据える12月頂上決戦

 ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)との4団体統一戦を視野に入れるもう1人の2団体王者マーロン・タパレス(フィリピン)が順調な調整ぶりを示している。地元紙はタパレスが過去に「イノウエにとって最悪の悪夢になる」と自信を見せた発言を紹介したうえで、「打倒イノウエというあり得ない挑戦にも動じない」「止める力を持っている」などと報じている。


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 井上は7月に前同級2団体王者スティーブン・フルトン(米国)に勝利後、リングインタビューで「この会場にタパレスが見に来ているので、次戦スーパーバンタム級で4団体統一戦をしたいと思います!」と熱望。するとタパレスもリングに上がり、「自分自身がチャンピオンであることを証明したいので、ぜひ井上尚弥と対戦したい」と快諾して会場を盛り上げた。現時点で正式発表はされていないが、井上は9月末に自身のインスタグラムで1週間の集中合宿を終えたことを報告し「12月に向けてスイッチオン」と12月の頂上決戦を意識した調整を進めていることを明かしていた。

 その意識はタパレスも同じのよう。フィリピン紙「フィリピン・デイリー・インクワイアラー」は「マーロン・タパレスが自分はナオヤ・イノウエにとっての”最悪の悪夢”になると語る」との見出しで記事を掲載。「マーロン・タパレスは、ナオヤ・イノウエを倒すという、今のところあり得ないことが証明されている挑戦に乗り出すことにも動じない」「タパレスはイノウエを止める力を持っている自信がある」など打倒井上への自信をうかがわせる内容だ。

 裏付けとなっているのが、タパレスが米専門メディア「ボクシングシーン.com」に語った言葉だ。タパレスはその中で「私はこの12月に日本のモンスターのホームタウンで最大の悪夢になるだろう」と自信の発言。さらに「毎日のトレーニングが順調にいっていることは喜ばしい。コンディションも良いし、スタミナ、耐久力、パンチのパワーや速さは整っている」と順調にトレーニングが出来ていることを明かしたうえで「12月の試合の夜までには、これまで以上に良くなるだろう。イノウエにとっての最悪の悪夢になる準備はできている」と豪語した。

 さらに「MPプロモーションのヘッドは『タパレスどんな状況でも戦い、調整し、決して恐れない。彼はモンスターに迫ってくるだろう』」とタパレス陣営の発言も紹介。迫る頂上決戦に向けて闘志を燃やしているようだ。

(THE ANSWER編集部)





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