「今の井上尚弥らと比べると大きな差だ」 かつてのPFP最強王者カネロの圧勝劇もリング誌編集長は辛辣
ボクシングのスーパーミドル級世界4団体王座統一戦(米ネバダ州ラスベガス)は30日(日本時間10月1日)、WBA&WBOスーパー、WBC、IBF世界同級統一王者のカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)と2階級下から挑戦したWBA&WBOスーパー、WBC、IBF世界スーパーウェルター級王者ジャーメル・チャーロ(米国)が激突。男子史上初の現4冠王者対決はカネロが圧勝という内容で、3-0判定勝ちした。
スーパーミドル級世界4団体王座統一戦
ボクシングのスーパーミドル級世界4団体王座統一戦(米ネバダ州ラスベガス)は30日(日本時間10月1日)、WBA&WBOスーパー、WBC、IBF世界同級統一王者のカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)と2階級下から挑戦したWBA&WBOスーパー、WBC、IBF世界スーパーウェルター級王者ジャーメル・チャーロ(米国)が激突。男子史上初の現4冠王者対決はカネロが圧勝という内容で、3-0判定勝ちした。
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終始、圧力をかけ続けたカネロは7回にボディ狙いから一変した右ストレートをガードの間から打ち込み、チャーロをぐらつかせてダウンを奪取。判定にもつれこんだものの、今年最大のビッグマッチを圧勝で終わらせた。
権威ある米ボクシング専門誌「ザ・リング」のダグラス・フレッチャー編集長は試合中から自身のX(旧ツイッター)で「チャーロの顎は評判通りの頑丈さだ。カネロはボディーにより集中すべき」などと投稿していが、結果を受けて「カネロが長期戦を戦えると思わなかったので、12回を通じてビッグショットを打ち続けたことを称賛する」としながら「しかし、この試合は単調で退屈だった。チャーロは生き残ることに満足し、カネロは全ラウンドで勝利(私のスコアカードではそうだった)することに満足しているようだった」と注目をつけた。
続けての投稿で「カネロはやるべきことをやった。偏ったスコアカード(私のものは完封)に値するし、最近の試合に比べれば間違いなくシャープだった。しかし、クロフォードやイノウエらPFPリストの他のボクサーとは大きなギャップがある。キャリアのこの時点において、カネロはダイナミックではない」とも指摘。かつてPFP最強と謳われた王者の復調を認めながらも、現在トップクラスのテレンス・クロフォード、井上尚弥らと比べると差は大きいと指摘した。
(THE ANSWER編集部)