ホワイトソックス戦に「2番・投手」で先発出場

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、本拠地ホワイトソックス戦に「2番・投手」で先発出場。初回に27号先制ソロ、降板後の7回にも28号ソロを放つなど3打数3安打2打点と爆発。投げても6回1/3を4安打1失点、10奪三振の好投で7勝目を挙げた。投打にわたる活躍を受けて、MLB公式サイトがチャド・ウォラック捕手のコメントを紹介。「彼を見るたびにより凄くなっている気がする」「未だに毎回驚かされるよ」など称賛の言葉を並べている。

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　二刀流が驚異的な活躍を見せた。ウォラックとバッテリーを組み、今季16試合目の先発マウンドに立った大谷は、初回からエンジン全開。2三振を奪う立ち上がりを見せると、7回に爪が割れるアクシデントで降板したものの、6回1/3を投げて4安打1失点、10奪三振の好投を見せた。

　一方、観る者をさらに驚かせたのが6月に入ってから絶好調のバッティングだ。初回1死走者なしで迎えた第1打席では、フルスイングから快音を残して飛距離418フィート（約127.4メートル）、打球速度110.8マイル（約178.3キロ）を記録した27号ソロを右翼席に叩き込む。さらに降板直後の7回1死走者なしでの第4打席では、片手で左中間スタンドに運ぶ28号ソロ。これで6月の本塁打を月間13本とし、自身が2021年にマークしていた球団記録に並ぶと、本塁打王争いでも2位のルイス・ロバートJr.（ホワイトソックス）に6本差をつけて独走状態となっている。

　こうした活躍を受けて、MLB公式サイトは「オオタニ（2本塁打、10奪三振）が『MVP』チャントを起こした」との見出しで記事を公開。その中ではバッテリーを組んだウォラックのコメントを紹介しており、「どういうわけか、毎試合彼を見るたびにより凄くなっている気がするんだ」と間近で見る1人として、進化し続ける大谷の姿に驚きを示していた。

　さらに「彼があんな風に投球して、あんな風に2本塁打放つのを見ると、未だに毎回驚かされるよ」と、投打で結果を残し続けることにも改めて感銘を受けている様子。次々とMLBの歴史を塗り替えていく“二刀流”大谷は、チームメートも驚かせる進化を日々遂げている。