本拠地ロッキーズ戦6回0封で今季4勝目

　米大リーグのメッツ・千賀滉大投手は5日（日本時間6日）、本拠地ロッキーズ戦に先発し、6回2安打無失点の好投。今季4勝目を挙げた。初回には代名詞のお化けフォークで空振り三振を奪取したが、この軌道が米国の実況席で話題に。「中指から離れた直後、非常に不自然な動きをしています」と常識外れの魔球に驚きを隠せない様子だった。

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　目の肥えた本場メジャーの実況席も驚くしかない1球だった。初回2死、2番の左打者プロファーに対し、カウント2-2から投じたのはフォーク。内角低めのストライクゾーンからベース手前で急激に落ち、出したバットが空を切る。ワンバウンドとなったが、圧巻の空振り三振となった。

　MLB公式ツイッターは「お化けフォーク相手に幸運を祈る」と粋なメッセージとともに、この場面を速報。映像内の実況席ではスロー映像を凝視しながら「中指から離れた直後、非常に不自然な動きをしています」と軌道に驚き、「プロファーにはチャンスなしですね」と打者に同情した。投稿には米ファンからも「エグいな」「誰も打てないよ」「なんだこれは」などの声があった。

　この日は制球に苦しみながらも要所を締め、6回2安打無失点で4勝目を挙げた千賀。お化けフォークへの注目も登板ごとに高まっている。