NBAプレーオフ1回戦グリズリーズ戦に途中出場

　米プロバスケットボール（NBA）のプレーオフ（PO）1回戦（7回戦制）第2戦が19日（日本時間20日）に行われ、八村塁が所属するレイカーズはグリズリーズに93-103で敗れ、通算成績を1勝1敗とした。八村は途中出場ながら32分1秒プレーし、20得点をマーク。POベンチスタートでの2試合連続20点超えはレイカーズのレジェンド、マジック・ジョンソン以来の快挙となった。レイカーズ同僚は「このシリーズで圧倒的な活躍ができると思う」と称賛。米地元局が伝えている。

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　ベンチから戦況を見つめていた八村がコートに入ったのは第1クォーター（Q）残り5分。12秒後にこの日の初シュートを決めると、残り3分過ぎには3ポイントシュートも成功させた。前半は9得点で折り返し、第3Qにはレブロン・ジェームズとの交代で3ポイントを決めるなどチームに勢いをつけた。第4Qはボールに触る機会が減ったために無得点で試合も敗れたが、28得点のレブロンに次ぐチーム2位の20得点を挙げた。

　米カリフォルニア州地元局「スペクトラム・スポーツネット」公式ツイッターはディアンジェロ・ラッセルのコメントを紹介。その中で「彼は良いプレーを続けている。我々が求めていることをすべてやってくれている。彼ら（グリズリーズ）はルイにシュートを打たせている。得点を決められる男だよ。このシリーズで圧倒的な活躍ができると思う」と称賛している。

　米スポーツメディア「スポーティングニュース」は「ルイ・ハチムラがプレーオフのグリズリーズ戦でマジック・ジョンソンと並んでレイカーズの記録に残る」との見出しで記事を掲載。「ルイ・ハチムラがプレーオフモードだ」と記し「2試合のパフォーマンスで、ハチムラは27年間で初めて、プレーオフでベンチスタートし2試合連続20点以上を決めたレイカーズの選手となった。最後に記録したのは？　殿堂入りしたマジック・ジョンソンだ。1996年のプレーオフ1回戦でロケッツ相手に20得点と26得点を挙げた」と偉大な記録を打ち立てたことを報じている。