1997年のゴールが「J30ベストアウォーズ」ノミネート

　Jリーグは11日、開幕30周年を記念し「J30ベストアウォーズ」を開催すると発表した。公式インスタグラムでは「部門別ベストゴール」にノミネートされたパトリック・エムボマ氏が1997年に決めた伝説のゴールに再脚光。一世風靡した一撃にファンは「神様、仏様、エムボマ様！」「色褪せない」と懐かしんでいる。

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　左足が火を噴いた。第1ステージ第1節のベルマーレ平塚（現・湘南ベルマーレ）戦。当時ガンバ大阪で背番号9を付けていたエムボマ氏はペナルティーエリア手前左でボールを受けると強引にドリブル。ディフェンダーの脚に当たって浮いたボールを、体を反転させてリフティングのようにして自分に引き寄せた。落ちてきたボールを左足で豪快にシュート。ゴール右隅に突き刺した。

　Jリーグデビュー戦で決めた衝撃弾。Jリーグ公式インスタグラムは「リフティングからエムボマが衝撃的なゴラッソ」などと文面につづり、当時日本サッカー界を震撼させた実際の動画を公開した。ファンからは「神様、仏様、エムボマ様！」「色褪せない」「めちゃくちゃ憶えてる」「本当に凄かったですね」「伝説」「やっぱすげーな」と当時を思い出す声が多く寄せられていた。

　エムボマ氏はJリーグ1年目から28試合25ゴールで得点王を獲得。“浪速の黒豹”の異名でファンに親しまれた。「J30ベストアウォーズ」は「ベストマッチ」「部門別ベストゴール」「ベストシーン」をファン投票で決定。Jリーグ公式サイト内で投票でき、期間は21日まで。エムボマ氏のほかには、鹿島時代のジーコ氏や、清水で活躍したマッサーロ氏らのゴールもノミネートされている。