TKO勝ちネリに米メディア低評価 Sバンタムで「対応できてない」「パワー移ってない」
バンタム級では「いいボクサー」評価も…「同じ様に見えない」
昨年12月、WBO王者のポール・バトラー(英国)を下し、バンタム級4団体王者となった井上。1月に4つのベルトを返上し、スーパーバンタム級に転向することを表明していた。その後、米メディアではフルトンとの対戦の可能性が報じられている。
井上とフルトンに挑戦状を叩きつけたネリだが、井上―フルトン戦が正式決定していないこともあり、「ボクシングニュース24」の記事では「彼(ネリ)は待ち続けるしかない。そして、いつになるのかも分からない。WBCが絡むと数年かかることもあるし、(実現が)確実ということすら言えないのだ。ネリには長く待たされることによって、敗れて順番を逃してしまう」と指摘した。
さらに、記事では「ネリが先週土曜夜に“クレイジーA”アザト・ホバニシャンに大苦戦したのは良くないサインだ。このレベルの選手を圧倒できないようでは、122(スーパーバンタム級)のトップ選手には相応しくないということだ」と、ホバニシャン相手に苦戦したネリに低評価を与えた。
バンタム級で戦っていた時代のネリについては「いいボクサーだった」と評価しつつ、「しかし、122に転向してからは同じようには見えない。彼のパワーがこの階級に移っておらず、このクラスの強力なボクサーからのパンチにうまく対応できていない」と、階級を上げたことで実力が発揮されなくなったと分析している。
(THE ANSWER編集部)