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日本のVAR弾は「錯視」「全て角度で見え方違う」 W杯の名写真特集で米メディアが指摘

サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)はアルゼンチンの36年ぶりの優勝で幕を閉じた。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は今大会で撮影された名場面を振り返る特集を掲載。そのメインに「三笘の1ミリ」と呼ばれた日本の“VAR弾”が使用され、「錯視」と脚光を浴びせている。

スペイン戦に出場した三笘薫【写真:ロイター】
スペイン戦に出場した三笘薫【写真:ロイター】

米「ジ・アスレチック」が「錯視」と三笘の折り返しに脚光

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)はアルゼンチンの36年ぶりの優勝で幕を閉じた。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は今大会で撮影された名場面を振り返る特集を掲載。そのメインに「三笘の1ミリ」と呼ばれた日本の“VAR弾”が使用され、「錯視」と脚光を浴びせている。

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 大会の名場面の一つだった。グループリーグ第3戦、スペイン戦の後半6分だった。右サイドから堂安律のクロスがファーに流れたが、三笘薫がライン際から折り返し、最後は田中が押し込んだ。三笘の折り返しがゴールラインを割っていたかどうかVAR判定に。接地面がラインを越えていても、ボール自体が空間上のラインにかかっていればインプレーとなるため、ゴールに認定された。

 このVAR判定は海外で大きな論争に。ツイッター上では目の錯覚を説明する手作り動画や画像で溢れ返り、翌日にはFIFA公式が動画付きで「ボールは完全には外に出ていなかった」と見解を示すほど異例の事態になった。

 大会を終え、「ジ・アスレチック」は「2022年W杯を特徴づける写真」と題した特集を掲載。悲願の優勝を飾ったアルゼンチンFWリオネル・メッシがトロフィーを掲げた名場面などを写真で振り返っているが、特集ページのメインに掲載したのが三笘がゴールラインぎりぎりで折り返す瞬間をとらえた1枚。記事内では「錯視」の小見出しとともに、日本のVAR弾をこのように振り返った。

「日本のスペイン戦勝利を救ったアオ・タナカのゴールをアシストしたカオル・ミトマが、ボールを出さなかったかどうかが我々を困惑させた。全ての角度で見え方が違う。これは混乱させ続けるだろう」

 記事では、ほかにも日本とのグループリーグ初戦の写真撮影で口をふさいだドイツ代表のイレブン、男子のW杯で史上初めて笛を吹いた女性審判員ステファニー・フラパールさんの写真などが選出されていた。

(THE ANSWER編集部)


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