ロシアとクロアチアが共にPK戦の末に8強進出

　サッカーのワールドカップ（W杯）ロシア大会は1日、決勝トーナメント1回戦2試合が行われ、ロシアとクロアチアがそれぞれPK戦で8強進出を決めた。ロシアは優勝候補のスペインを相手に圧倒的にボールを支配されながらも、粘りに粘ってPK戦の末に大番狂わせを演じた。

【完全版】ロシアがスペイン相手に大番狂わせ、クロアチアも死闘の末に8強進出、日本の次戦は？＜W杯決勝トーナメント表＞

　ロシアは前半12分にオウンゴールで先行される展開。それでも前半41分にスペインDFジェラール・ピケのハンドによって生まれたPKのチャンスを、FWアルテム・ジュバがきっちりと決めて1-1で折り返す展開。後半も相手のパス回しに圧倒されるも、全員が戻ってブロックを作りゴールだけは割らせない。結局120分間で1000本を超えるパスを通され、25本のシュートを打たれたが、追加点を許さなかった。

　最後はPK戦で4-3で勝利。ホームの大観衆を味方につけ、まさにジャイアントキリングを成し遂げた。

　クロアチア-デンマークは前半4分までに1-1と点を取り合ったが、その後は両チームともに決め手を欠いたまま、120分間が終了。最大の見せ場となったPK戦では両GKが奮闘し、それぞれストップし合う展開だったが、わずかな差でクロアチアが上回った。8強ではこの両チームが対戦する。